
南アフリカ最後の5日間は、
スーパーピースフルな、ワインの里で過ごした。
マラウィで会い、モザンビークでばったり再会した、南アフリカに住むドイツ人夫婦のディーターとエリカはケープタウンから100kmくらい離れたワインの里、トゥルバに住んでいて、
南アフリカへ着いたらぜひ遊びにおいでとのお誘いのことばをいただいていたので、
それをありがたく受け取り、
図々しくケープタウンまで車で迎えに来てもらい、
自転車と大量の荷物とともにやってきた。
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8日間のナミビア&南アフリカのドライブを無事に終えた感想は、
「南アフリカって治安さえよければ最高の国じゃない?」の一言に尽きる。
美しい山々、美しい野生の花々、美味しいワイナリーにシーフード、ダイビング、サーフィン、サファリ、ウェールウォッチング、眺めてるだけでも美しい海。それに野生のペンギンだっている。
こんなに旅をしていて楽しい国はない。
カナダやネパール以来に、久々に住んでみたいとすら思った国だ。
治安さえ良かったら、の話だけれど。
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ケープタウンから北上してナミビアへ向かう道は新緑や野花がきれいで、山々も美しく、
広大だけど常に山や谷など地形に変化があって楽しい道のりだった。
ところが、ナミビアに入った途端に見渡す限りなんにもない、
茶色い草と石と砂と干乾びた小さな木々の世界になってしまって、
何百キロもひたすら同じような道を進むことになった。
強い日差しで、車の中は暑いし、クーラーの風も生暖かくて気持ち悪いし、
窓を開ければ砂埃で鼻が痛くなるし、お世辞にも楽しいドライブではなかった。
自転車で来なくて本当によかった!
二人とも若干機嫌が悪くなり気味でナミブ砂漠の入口の村に到着。
さらに800km近く運転して、しかも最後の3時間は未舗装の悪路を運転してヘトヘトのひろに対して私は遠慮なく、
「砂漠で夕日が見たい!」
なんてしゃーしゃーと言うもんだから、ひろのご機嫌はもっと悪くなって(でも断らないところがひろの素敵なところ)、車にはなんだか暗い空気が流れていた。
「明日丸一日砂漠を見に行く予定なんだから、それでいいじゃん。」
って思ってたでしょ、ひろ。
ごめんね。
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思わずホッぺをつねってみたくなるような、
天国ってところがあるなら、こんなところがいいなって思うような、
美しいお花畑が南アフリカの北西部、ナミビアの国境近くにある。
1年に2ヶ月だけ、
北半球の夏が終わろうとする8月から9月、
南半球に春がやってくるこの季節だけ、
ここ南アフリカのナマクワランドは甘ーい蜜の匂いと色とりどりのかわいい花々で埋め尽くされる。
ナマクワランドのことは噂には聞いたことはあったけど、
花を見るのは嫌いではないけれど、
わざわざ花を見るためだけに行って見ようという気はさらさらなかった。
ケープタウンからレンタカーでナミビアのナミブ砂漠まで行くことにしたら、
ナマクワランドがちょうど通り道だということが分かった。
だったら折角だから見て行こうか、
それぐらいの気持ちだった。
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