今日はなんだか盛りだくさんな出会いと再会の日だった。
まずは札幌時代の同僚と久々の再会。
彼は人と人との繋がりを大事にする人。
札幌にいたときも、その、寝る間を惜しんでまで人と会うというバイタリティーは尊敬してた。
自然と彼のまわりにはいい人脈が出来ていく。
それは自然だけど、自然ではなくて、努力の賜物。
私は新しい出会いについつい面倒になってしまったり、
苦手な人だと思うと(勝手に思いこんでしまうと)それ以上踏み込めなかったり、
もっと努力しなくちゃな、と思いつつ
なかなか行動に移せないのだけど、
彼との再会で来年の抱負はひとつ決まり。
そのあとは南青山の、ある映像作家さんの個展へ。
たまたまウェブで見つけたのだけど、
一本のデニムを穿き、2年間50か国を旅したTakayuki Akachiさんの映像の記録。
視点もいいし、音楽との組み合わせもカッコいい。
ひとつひとつのコマに映る光景は、
いろんな世界の日常と旅人の日常。
世界の普通の毎日の光景が、表現者の手によってアートになる。
表現って無限だって思った。
会場も素敵だった。
18個の画面に流れる個々の映像と音が、
耳に目に、そして脳に嬉しい。
旅の記憶がよみがえる嬉しさとともに、
自分も見た同じような光景を、
こういう視点で切り取っている人がいることにも衝撃を覚えた。
私がカメラを持ちたいと思わされた時に似てる衝撃だった。
私がカメラを持ちたいと思ったのは、
かつて同居した友人が、本当に素敵な写真を撮る人で、
いつも同じように同じ道を通っていたはずなのに、
どれもこれも私の知っている場所で撮られた写真なのに、
彼女の切り取る光景はどれも新鮮で素敵だった。
感動する一方で、
私はいったい何を見てきたのだろうと悲しい気持ちにすらなった。
私は何をどう見てるんだろう。
写真という形で自分が見てるものを見てみたくなったのがきっかけだった。
心地よい衝撃に、なんだか嬉しくってたまらなかった。
長くなってしまったので、
つづきはまた今度。