
じっととしてるだけなのに汗が垂れてくる湿度の高さ、
ミーン、ミーンという蝉のような鳴き声が
日本の夏休みを思い出させる。
モワっとした暑さも、ビルから吹き付けるエアコンの室外機からの熱風や
コンクリートの照り返しとは違って森の中なら気持ち悪いものではない。
ケニアの西、カカメガの森は標高1600m前後に広がる熱帯雨林。
一歩森に入ると汗で体中がコーティングされるのが分かる。
でも、なんだか気持ち悪くない。
爽やかなサウナにでも入っている気分。
湿度のおかげで鼻の粘膜にしっとりといい森の匂いが充満する。
いろんな匂いがする。
フルーツのような甘い匂い。濃い草木の匂い。動物の匂い。
全てがおいしい水でコーティングされたような潤った匂い。
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