Dec,19,2008

4,5か国目:Israel & Palestine (2008.12.11~2008.12.15)
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Blog記事一覧(クリックすると別タブで表示されます)

 No.01(Dec,14,2008) 聖地へ
 No.02(Dec,15,2008) パンク寸前
 No.03(Dec,18,2008) 知らなかった事、考えなかった事

※Ranking※
 No.04(Feb,15,2009) 中東ベスト3:観光編
 No.05(Feb,18,2009) 中東ベスト3:食べ物編
 No.06(Feb,21,2009) 中東ベスト3:自転車お勧めルート編

Dec,18,2008

5日間のイスラエル滞在を終え、ヨルダンの首都アンマンに帰ってきました。
不思議なもので、シリアからヨルダンに入国した時は、
“ヨルダン人ってなかなか笑顔を見せない都会っ子だなあ”なんて不満に思ったのに、
エルサレムから帰ってくると、ヨルダン人が笑顔な事に気づいてホッとしたりします。

“都会に来たなあ”という実感は、
街並みや人々の服装が洗練されているといったビジュアル面から感じることもあるけれど、
横断歩道で自動車が道を譲って止まってくれたり、歩行者が信号をきちんと守っていたり、
すれ違う人に道を聞こうとしても無視されたり、目が合っても微笑んでくれなかったり、
そういう些細な瞬間に、強烈に”都会だなあ”と感じるものです。

アンマンは平和で退屈でやることのない街なので、1泊してすぐ出発するつもりだったけど、
イスラエルで飽和状態になった心と頭を自転車モードに切り替えるため、
何にもしないdayを作って延泊し、今日は1日中ボーっとしています。
明日からはキングス・ハイウェイを通って、ペトラ遺跡に向かいます。
キングス・ハイウェイは、ヨルダン渓谷を南北に貫き、いくつもワディ(枯れ谷)を越える道。
何でも、標高900mから一気に標高マイナス400m(!)の谷底まで下り、
また同じだけ登り、同じだけ下り、また登る。それを何度か繰り返すそうです。
考えただけでもゾッとしますが、とても美しい道との評判なので、今から楽しみです。

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Dec,15,2008

この偉大な聖地エルサレムで、誰もが幸せになりたいと祈っていて、
誰もが平穏に暮らしたいと願い祈っている。
その祈りは真摯で、純粋で、信じている神こそ違え、共通しているものだと思う。
街に鳴り響く教会の鐘の音、イスラムのアザーン、嘆きの壁に反響する祈りの歌、
そのどれもが神聖で美しく、ピースフルに聴こえる。
それなのに、この街はどこか重苦しい。

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Dec,14,2008

シリアの首都ダマスカスから3日かけてヨルダンの首都アンマンに到着し、
そこで一旦自転車を宿に預け、バスでイスラエルの聖地エルサレムに来ました。


嘆きの壁に集まり、祈りをささげるユダヤ教徒。金のドームはイスラム教の聖地岩のドーム。

エルサレム。この街で感じることは、うまく言葉で表現できません。
一辺約1kmの城壁に囲まれた正方形の小さな旧市街を、
ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒、アルメニア人が分け合い、
それぞれが隣り合わせに日々の暮らしを営む街。
ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒それぞれにとって最も重要な聖地が存在し、
それらが今でも徒歩数分の位置にひしめく街。
何千年にもわたる複雑すぎる歴史を持ち、破壊と再生を繰り返してきた街。

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