Nov,28,2014


先日我が家に遊びに来てくれた自由な友人が、
「来年自分が何をしているのか分かったり、どこに住んでるか分かるのって詰まらないし、息苦しいんだよね。」と残していった言葉をのんびり温泉に浸かりながら反芻してみる。
ちょうど先週も同じ温泉に同じように浸かっていたんだと思い出して、
来週もまた同じ温泉に同じように浸かっているのかもしれないと思ったら、ちょっとぞっとした。

毎週温泉に入れる事自体はとても贅沢で素晴らしいことで、嬉しいことではあるのだけど、
まるでctl+c,ctl+vの過去と未来っていうのはいかんなぁと思う。

見慣れた白樺だけど、本州から来るひとたちは白樺に異国情緒を感じるよう。

もちろん日々多少なりともの変化があって、小さいながらも刺激や発見があって、楽しい日々を過ごしているとは思う。
でも冷静に俯瞰してみると、やっぱりなんとなくコピペな日々な気がしてしまう。
なんかモノタリナイなぁと感じてしまう。
物足りなさを感じてしまうのは、自由で刺激的な5年間を過ごした後の後遺症なんだと諦めてしまうのはいけないよなと思いながらも、
気づいたらまたハムスターがくるくると走る回転器具に乗ってしまって、無心に走り続けてしまったりしている。
これはこれで結構楽しかったりもするんだけど。

そんな器具を毎月停めてくれるのは、我が家に泊まってくれるタビビトたち。
去年帰国してから必ず1ヶ月に一人は泊まりに来てくれている。
これまた色々な人たちが我が家を訪れてくれる。
海外からだったり、10年ぶりに再会する友だったり、中学校の友達だったり、子連れだったり、会ったこともない人から連絡があってうちに泊まることになったり。
お急ぎ1泊とんぼ返りで私たちに会いに来てくれたり、1週間暮らすように泊まっていってくれたり。
ほんとに色々。

そしてこのタビビトたちが沢山の新しい風を私たちに吹きこんでくれて、ハムスターの走る器具のみつからなかったブレーキを踏んでくれる。
やっぱり自分が旅するほうがいいし、できればそうしたいけど、それが出来ないときに彼らの存在は本当に大きい。いい刺激をいっぱい受ける。
そして何より、飲み屋に行って飲むだけよりも、カフェでお茶してるだけよりも、
なんだろう、泊まっていってくれるとものすごく距離が近くなる気がする。
女の子だったら文字通りメイクを落として素顔が見えるっていうのがあるけど、
泊まるとよりヒトの素が見えて、それが愛おしいし嬉しい。


札幌の住宅街のすぐ奥にこんなにも美しい川があったなんて!やっぱり札幌は素敵。

そんなわけで、定住しながら旅する生活は泊まりに来てくださる皆さまで成り立っています!
ぜひ遊びにきてください。


ナイスビューがお待ちしてます!

使い方がイマイチよく分かってないのですが、instagramやっと始めました。
yokoandhiroでやってます。


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