Aug,07,2010

ここ最近、自転車の後輪がゴリゴリと嫌な音を立てていた。
どうやらハブ(タイヤの軸)が調子悪いようなのだけど、こういう繊細なパーツは素人の手には負えない。
せっかく大都会タシュケントにいるのだから今のうちに直してしまおうと、チャリ屋を探すことにした。

ところが、誰に聞いても僕らのチャリをちゃんと修理してくれる自転車屋なんてないと言う。
街で一番の品揃えだという自転車屋に行っても、ラインアップは絶望的に貧弱で、素人が見ても安物と分かるものばかり。これなら日本のホームセンターの方がよっぽどましだ。
こんなところで、大切な愛車の修理なんて頼めたもんじゃない。
これから山だらけの国タジキスタンに行くというのに、これは本格的に困った。

どうやって修理したものかと途方に暮れていたら、
自転車屋の従業員が“今携帯でマスターを呼んだから、2時間後にもう一度来い”などと言いだした。
自転車屋でも直せないものを、いったい誰が直せるんだ。
そもそも“マスター”ってなんだよ。カンフー映画の見過ぎじゃないのか?

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Aug,03,2010

青の都、サマルカンドにとうとうやってきた。
中央アジア最古の都市サマルカンドの歴史は古い。
BC2000年ごろから集落が出来始め、以来交通の要所として栄えた。
世界史が大好きだった私としては、
何度となくノートに書き込んだ記憶のある「サマルカンド」にいるということ、
それだけで心がときめく。

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Jul,30,2010

10年くらい前に雑誌でウズベキスタンの写真を見た。
透き通るくらいに真っ青な空、美しい青のタイルのモスクの写真に目が釘付けになった。
あまりの美しさに、雑誌に穴が開きそうなくらい眺めた。
いつかウズベキスタンに行って、自分の目で実物を見てみたいと思った。

今、目の前に美しい青のタイルのモスクやマドラサの数々が並ぶ。
本当に美しいものは、いつも期待を裏切らない。
気に入ったスポットに腰かけて、心ゆくまで堪能する。

世の中何でもかんでも自分の目で見ることはできないし、
何もかもを体験することはできない。
そんな中で、見てみたかったものを自分の目で見ることが出来ることは、
とても贅沢なことだと思う。
この上なく贅沢な時間に感謝して、今日もモスクを見に行こう。

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Jul,26,2010

タシケントに自転車を置き、電車に揺られること18時間、有名な観光都市ヒヴァにやってきました。
午後2時ころ到着した日ヒヴァの街は、シーンと静まり返っていてまるでゴーストタウンのようだった。
地元民は誰も歩いていないし、観光客だって全然見かけない。

でも、それもそのはず、この街の日中の気温は軽く40度を越えている。
強烈な、というより暴力的な日差し。こんな炎天下で歩きまわるなんて自殺行為だ。
僕らもさっさとエアコンが効いているホテルにチェックインして、のんびり夕方を待つことにする。

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Jul,22,2010

久しぶりに本格的にお腹を壊した。
こんなに辛かったのは、8年前にチベットでお腹に虫を飼った時以来だ。
ふらふらになりながら病院へ行ったら、幸い、食べ物か水にあたった程度で放っておけば治るらしい。
実際、翌日の昼ころにはウソみたいにケロリと治ってしまった。

でも数日間何も食べずに寝て過ごしたせいで、顔も少しこけて見えるし、
この1か月でせっせと蓄えた足の筋肉もすっかり無くなってしまった。
こんな状態では、タシュケントまでの2日間・240kmを走るなんて到底無理だった。
ビザの期限が迫っていなければ、数日療養してから再出発っていうオプションもあったけど、あの状況では誰が考えてもここまで車に載せてくるのがベストだった。
それでも何とか走りたいと駄々をこねる僕に惑わされることなく、冷静に判断して、色々と面倒な交渉を一手に引き受けて、ここまで連れて来てくれたようこには、本当に感謝しきりだ。

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