Feb,18,2012

「チリってあんまり好きになれないのよね。」
パリジェンヌがボソっと本音を漏らした。
「え?なんで?」
「街も人もダサいし、ジロジロと見るし、人はウザいし優しくないし、、、」と続く。
頷ける部分もあれば、えっ?と思う部分もあって、それぞれ感じ方は違うのだと思ったわけだけど、多くの旅人がチリとアルゼンチンを比べる。
そこには「同じような国だと思っていたのに、、、」という前提があって、同じ隣国でもブラジルとアルゼンチンを比べたりする人はあまりいない(サッカーは別)。
それに両国を効率よく旅するには国境を頻繁に越えないといけないということもあって、その度に違いをまざまざとみせつけられるから、否応なく比べてしまうのかもしれない。

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Feb,15,2012

ずっと楽しみにしていた遅めのお正月休みをサンティアゴで取ることにした。
本当はもう一回アンデスの峠を越えて大好きなアルゼンチンワインの名産地メンドーサで休憩しようと思っていたのだけど、何事もプラン通りにはいかないもの。
最後の峠越えをやめて、寄る予定もなかったサンティアゴにバスで行って都会の用事を済ませてからさらにバスでメンドーサへ移動して牛肉&ワインをお供に休憩しようと計画を変更した矢先、
思いのほかサンティアゴが極楽だったので、さらにプランを変更して、結局サンティアゴで10日間も休むことになった。

しつこいようだけど、登りたかった最後の峠はピルカス・ネグラス(Paso Pircas Negras)という一年に2か月しか開いていないアルゼンチンとチリの国境。
はぁ、登ってみたかったけど、標高400mのコピアポから再び4000m超えの峠越えは、もう心も体も悲鳴をあげていて無理でした。

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Feb,03,2012

サンフランシスコ峠越えの最終日は、強烈な向かい風の中、走行距離172km、走行時間10時間40分、標高4200mダウンという記録づくめのエクストリームな一日で締めくった。
最終日とはいえさすがにやり過ぎた。疲れすぎてコピアポの街に着いた時は頭の中が真っ白だった。

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Jan,31,2012

何度も諦めかけたサンフランシスコ峠越え。
想像以上に大変なアンデスの日々に二人の心はそろそろキャパシティを越えそうになっている。
でもこの峠は越えたい。何でか分からないけれど、この峠だけは越えたかった。

休憩日を頻繁に入れながら峠の麓フィアンバラの村に到着し、素敵なキャンプ場でのんびりアサード(BBQ)をしながらさらに休憩する。
やる気が満ちてきたところで、8日分の食料を買い込んで、ついでにコーラやビールまで詰め込んで、史上最高の重さになった自転車でよろよろと峠に取りつく。ここまで重くなればさらに数キロ重くなったところで大した差はない。それよりも自分たちを甘やかすご褒美品を持っていくことの方が今は重要なのだ。

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Jan,28,2012

時速15km、10km、8km、5km。
メーターが壊れたのかと思うほど、どんどんとサイクルメータが表示する数字が小さくなってくる。
「あれ、これパタゴニアと一緒じゃない?」
人生最強の暴風は、ものの10分くらいの間に時速20kmほどから時速3kmくらいまでしか出せなくなったパタゴニアでの体験。
そう、それに似てるんだ。

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