Dec,27,2011

車の中からボーっと眺めたウユニ塩湖はつまらなかった。
修行のようだと思った塩湖走行も、暑くて眩しくて心が休まらないと思った塩湖上の昼休憩も、
白い地平線に向かって果てしなく果てしなく続くあきれるほど白い道も、今となっては懐かしい良い思い出になっている。
つくづく思い出っていうのは都合よくいいように残るもんだと思う。
美しい塩湖上のキャンプをするまでは、別に特別塩湖を走らなければならなかった訳でもなかったと思ったけれども、
すばらしいキャンプをした後も、自転車でわざわざ来なくても車で来て一晩塩湖上でキャンプすれば同じことを体験できるのだからその方が楽ちんでいいじゃんとも思った訳だけれども、
こうやって車に乗せられて、すーっと何事もないように塩の上をスムーズに移動して、ガラス窓を一枚挟んで遠目に塩湖を眺めているだけというのを体験すると、なんてつまらないのだろうと思ってしまう。
塩湖の眩しさも、塩のガタガタも、塩の上を走ると妙にのどが渇く感覚も、何よりも気が遠くなるほどの果てしない感も体感できない。
やっぱり自転車よねって思う。

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Dec,24,2011

素晴らしかったウユニ塩湖の朝。心は朝から最高潮に満たされた。
ようこはもう満足し切ったようで、「もうボリビア旅も終わったね。」なんて冗談を飛ばしている。
そんな満たされた心のまま、100km先のウユニの街を目指して出発だ。
今日中にウユニに到着したら夕食はやっぱりピザだよなあなんて考えながら自転車をスタートさせた矢先、出発からわずか5分後、ようこが後ろでなにか叫んでいる。

「リムが割れたー」

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Dec,21,2011

塩リベンジ、ウユニ塩湖走行の日がやってきた。
塩地獄を2日前に経験したばかりの二人のテンションは恐ろしく低かった。
でもウユニの街へ向かうには約150km塩の上を走り抜けるほかない。
ウユニの街には美味しいピザ屋があるということだけを楽しみに塩湖に突入した。

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Dec,18,2011

「ああ、もう駄目だ。」と思わず自分のスイッチを切ってしまおうかと思ったところで我に返った。
こんなところで動けなくなったって誰も助けてくれやしない。
朝から一台も車も人も見ていない。
なんとか頼りにしている自動車の轍だっていつのものだか分からないくらい前のものっぽい。
こんなところで倒れたって発見されるころには干し物にでもなってるだろう。

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Dec,15,2011

チリの美しい国立公園内を走り抜け、ボリビアに再入国して塩湖へ向かう。
今回のルートではコイパサ塩湖とウユニ塩湖を走る。
ウユニ塩湖は多くのサイクリストが走るところで、雨季まっただ中でない限り堅く締まった塩湖は走りやすいという。
一方コイパサ塩湖は乾季でも湿っているところで、雨季の始りの今は通れるか通れないかギリギリのところだ。つい2,3週間前に走った人からかなり湿っていて走りにくいけれど走行は可能だったと聞いた。
コイパサ塩湖を大きく迂回してウユニ塩湖に向かうことも可能だったけれども、コイパサ塩湖を突き抜けたほうが距離ははるかに短いし、せっかく走るのなら塩湖を走りたかった。

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