Aug,03,2010

青の都、サマルカンドにとうとうやってきた。
中央アジア最古の都市サマルカンドの歴史は古い。
BC2000年ごろから集落が出来始め、以来交通の要所として栄えた。
世界史が大好きだった私としては、
何度となくノートに書き込んだ記憶のある「サマルカンド」にいるということ、
それだけで心がときめく。


レギスタン広場。the観光地という感じではあるけど、それでもこの迫力に素直に感動できる。

実際のサマルカンドは予想していた以上に近代都市で、
更に観光名所の多い旧市街さえも、地震でもあって建物が全部なくなってしまったかのごとく古い建物が全く消え去っていて、
住宅や商店、市場、公園などが新しく整っていて、観光客としては少し残念。
それでもモスクやマドラサなどの歴史的建造物が堂々と立ち並ぶ旧市街は、
昔この街がシルクロードの要衝として繁栄したという記憶を呼び戻してくれる。


巨大な歴史的建造物が立ち並ぶ以外は近代都市の様相。

あるモスクの中に、昔のサマルカンドの様子の写真が飾ってあった。
「写真」に残っていることと、建築物がだいぶ壊れている所を見ると、
おそらく19世紀ころの写真なのだろうと思う。
今目の前にあるモスクが写真の中にも確かに存在していて、バザールなどでにぎわっている。
きっとこの中には東から西からの旅人が多くいたに違いない。
私たちが訪れる何百年も前から、この街は沢山の旅人を迎えていたのだろう。


心ときめいたセピア写真。

それにしても夏のウズベキスタンは恐ろしく暑い。
噂には聞いていたけど、ここまで暑いとは思わなかった。
毎日40度を超え、バスや電車は蒸し風呂のように暑くなる。
少し日向を歩くだけで、頭が熱くなりクラクラしてくる。
宿で扇風機を回して昼寝しても、熱風が回る中で汗をダラダラかいて寝て疲れる。
とうとう私も体を壊した。
まわりを見てみても半数以上の旅人たちがウズベキスタンで体を壊している。
暑さをなめてはいけません。
エアコン嫌いのわたしでも、この国の宿はエアコン有りでないとだめだと思うほど。
早く涼しい場所へ行きたい!


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