Mar,16,2009



暑い、とにかく暑い。
アバデアを出発してからだいたい標高2000m前後を走行していて、
赤道直下のケニアでも夕方はほんのり寒くなる。
でも昼間の日差しは強烈で、私は走行2日目にして腕中が火傷して、水泡だらけになってしまった。1日1回しか日焼け止めを塗らない顔はムラムラに焼けてるし、シミだらけ。
うはー、お嫁に行った後でよかった。
木の陰を探してはつかの間の安息を得る。

冷たいコーラなんて飲めた時には冷蔵庫の偉大さに感謝する。
冷たいコーラはなかなかない。
大きな街に行けば冷蔵庫がある店がほとんどだけど、
自転車で通りがかる町には冷蔵庫はないことが多い。
こちらですぐ覚えた「冷たい」というスワヒリ語の単語、「バリディ」。
「コーラバリディある?」って聞くと大抵どの町でも「あるよあるよ」
と嬉しそうに出してくれるコーラはぬるい水をバケツにはって、そこに入れておいたもの。
最初は期待していたあまりショックも大きかったから余り期待はしないことにした。
慣れれば疲れた体にはぬるーいコーラも悪くはない。
それでも、たまにこの店のどこに冷蔵庫が?という店の奥からキンキンに冷えたコーラがでてくることがあって、飛び上がってしまうくらい感動する。
冷えているものが飲めるってこんなにも感動できることだったんだって、
改めて冷蔵庫の存在に感謝する。


冷えたビールって何でこんなに美味しいんでしょう。

一日の終わりはキンキンに冷えたビールで喉を潤す。
今のところ大きな街やキャンプサイトに泊まっているので、2日だけぬるいビールで我慢しただけで、毎日冷えたビールにありついている。
ケニアのビールは安くて美味しい。
500mlの瓶ビールはスーパーで買えば90円。外で飲んでも150円前後。
美味しくてついつい飲みすぎたのか昨日とうとうお腹を壊した。
あまりに暑くて食欲も出ず、ビールばっかり飲んでいたら夜中に急にお腹が痛くなった。
ここはキャンプ場。トイレは遠い。
きっと気のせいだと信じたくて寝てみたけど、やっぱりお腹がきゅいーんと痛む。
立ったらものすごく痛くなった。
遠いトイレに駆け込む。でも駆けるのはなかなか苦しい。
こんなときにはバスルーム付きの部屋に泊まりたいものだなぁと思いながら二人で交互に何度もトイレに通った晩だった。


標高が下がってくると共に緑が濃くて空気がむぅーんとしてきた。

朝になっても下痢は収まらなかったけど、
何となく前に進むことに。
今日は標高2000mのケリチョから1000mのキスムに下る道だし、楽なはず。
と思ったら道は基本的には下り道ではあったのだけど、
標高が下がった分ものすごく暑くなって、湿度が高くなって
下痢気味のスタミナレスの私たちはモワーンと吹き付ける熱風に完全にノックダウン。

今日はトイレがベッドの横にある部屋だから大丈夫、
とお腹はグルグルいってるけど、キンキンに冷えたビールで乾杯。
お腹壊したって冷たいビールの誘惑には勝てないんです。


ルオ族が多いケリチョーキスム間にはかわいらしい藁葺き屋根の家が多くみられる。
特に庭を広くとってあって、植木などの配置を考えたかわいらしい庭が多かったのが印象的。


ケニアの道はこんな感じ。舗装道路ではあるけど、かなりガタガタで縦揺れが辛いので意外と横にある土道のほうが楽。とにかくケニア人はよく歩いているので、毎日100回くらいジャンボ!と挨拶する。


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