Dec,25,2009

出会いと再会の1日はまだまだ続いた。

南青山で嬉しい衝撃に出会ってから向かった先は
アウトドアブランド、パタゴニアの大崎ストア。
私たちの旅ウエアのほとんどはパタゴニア社のもの。



皮膚がやけどしてしまいそうなくらい日差しが強くて暑いところや、
毛穴から溢れ出る汗が肌にまとわりついて、
まるでサウナにでも入っているかのように暑く湿度が高いところ、
標高の高い山や砂漠の夜など、ダウンジャケットにニット帽や手袋をしないと
凍えてしまいそうなところと、旅中はころころと気候が変わる。
旅には限られた数のウエアしか持っていけないからこそ、
1枚1枚に課される任務は大きい。
信頼できるウエアは本当に大切だと実感した1年だった。

今日はそんなパタゴニア大崎ストアのオープニングパーティに招待された。
パーティのゲストスピーカーは坂本達さんと龍村仁さん。

私たちの自転車旅は、パタゴニア社が開催するスライドトークで
坂本達さんのお話を聞いたから始まったようなもの。
坂本達さんは10年近く前に、自転車で世界一周の旅をされていて、
その旅のスライドトークを5年くらい前にパタゴニア札幌店で聞く機会があった。
素敵なお話を聞いたその日に、いやその瞬間に、
「私もいつか自転車で世界を旅するんだ!」って決めた。
ひろに確認する前に、
「絶対にいつか私たち2人が自転車で世界を旅する日がやってくる」っていう確信を持った。
全く根拠のない確信だったし、実際に実行に移すためには本当に色んな壁が待っていた。

5年かかったけど、
やりたい!と思ったことを実行できている今が嬉しい。
なにをやっても中途半端だった私には、
強い気持ちで、本気でやりたいことに立ち向かった時だけ、
流れをうまく掴めるチャンスをくれる神様がいることを初めて知った。
うまくその波に乗れたとき、気持ちがいいほど色んなことがシンクロしてくる。
本気でぶつかってダメなら仕方ないけど、ぶつかってみないと分からない。
「適当に、ほどほどに」だった私をそんな気持ちにさせてもらえたことにも感謝。

龍村仁さんはガイアシンフォニーというドキュメンタリー映画の監督。
とても好きな映画で、DVDもシリーズで持っているくらい。
地球が愛おしくなる映画だし、もっと自分自身でも地球を感じたいと思える映画。
龍村監督は星野道夫さんも撮っていて、今日は星野さんのことをメインで取り上げた。
星野道夫さんは私の大好きな写真家であり、自然愛好家であり、作家でもある。
以前紹介した「アルケミスト」と星野道夫著の「旅をする木」の2冊は
旅中も必ず持っていく私たちの大好きな本。
大好きな映画の監督と、大好きな星野道夫さんの話。
忘れかけていた大切なことを思い出させてくれた、
心地よい時間だった。

日本に一時帰国している今も、
確実になくてはならない大切な時間なのだなと感じさせてくれる、
嬉しくてありがたい出会いと再会に溢れる充実した一日だった。


yoko | JAPAN 2
© yokoandhiro All rights Reserved. | 管理者ページ