Sep,04,2009

マプトから飛行機に乗って、一気に南アフリカのケープタウンまでやってきました。
ここケープタウンは、予想と想像を遥かに超える大都会。
この街には、今まで旅をしてきた”アフリカ”を思い出させるものは何一つなく、まるでヨーロッパのよう。
近代的なビル群に大型ショッピングモール、スーツを着たビジネスマンに久々の無線ラン、タクシーの中から眺めるきらめく夜景。高速道路はもちろん小さな脇道だって当然のように舗装されていて、どの道もカーペットのように滑らかでスムーズだ。

キッチン完備の宿で皿を洗おうとしたら、台所の蛇口からお湯が出てきたのにはビックリした。
つい最近まで、お湯といえばドラム缶を薪で熱して作るもので、体を洗うためだけのものだったのに。
宿のスタッフに「この宿はホットシャワーが出ますか?」なんて質問をしなくて良かった。

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Sep,01,2009

トーフから首都マプトへもバスで移動。
前日の朝バスチケットを買ったときは、自転車を載せてもノープロブレムと言っていたのに、
夜になってロープがなければ載せられないと言うのものだから、
怖い思いはしばらくしたくないのに、真っ暗になった村の中を走り回って、
人の使い古したロープをなんとか買わせてもらって、暗闇のなか全力ダッシュで宿に戻って、
翌朝のバス移動に備えた。
ここモザンビークのバスは、エチオピアを上回る出発時間の早さで、長距離バスは朝3時とか4時の出発。
3時半にバスのところへ行ったら、自転車は載せられないという。
自転車を載せたければ2000メティカ(約8000円)払えと言うじゃない。
出た、外国人から取れるだけの金を取ろうっていう魂胆。
バスチケットを買った人からはロープがあれば載せてくれると言われたと言っても、払えの一点張り。
キィーと叫びたくなる気持ちを抑えて、なんとか交渉をしてバスの座席をもう2席分買って、その2席に自転車を押し込めた。
悔しいけど、今の私たちは自転車に乗れないからこのバスに乗るしか方法はない。っていうか昨日怖い思いをしてロープを買った、私たちの労力は無駄になるの?
ふー、
なんでも手間取るよ、アフリカは。

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Aug,29,2009

強盗に遭った心の傷は自分たちが思っていた以上に深かった。
タンザニアで盗難に遭ったときは、盗まれたときには寝ていたので怖い思いは全くしなかったから、
悔しい思いはあるものの、意外とさっぱり忘れられた。
でも今回は一週間以上経っても、なかなか癒えることはない。
もちろん一日中怖い思いでいることはないけど、ふとした瞬間にぞっとしたりする。
少し怖い顔の人がこちらをじっと見ているときとか、3人組の男が歩いているときとか、
ナイフを手に持って歩いてる人がいるときとか(ナイフを歩きながら売ってる人やフルーツを道端で売ってる人など、アフリカではよくいる)。こちらが気付かないうちにものすごく近くに知らない人がいるときとか。びっくりして奇声をあげてしまいそうになるときがある。

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Aug,26,2009

僕の経験と警察やようこから聞いた話を合わせたら、何が起きたのかだいぶ分かってきた。
驚くほどの偶然と、沢山の人の親切が、僕らを危機一髪で救ってくれた。
いったい何が起きたのか、まとめてみたいと思う。

8月7日の午前10時過ぎ、のどかな村々をつなぐ道路を二人は楽しく走っていた。
犯人の3人組は、きっとそれまでに僕らの事を見つけ、僕らにターゲットに定めていたのだろう、
拳銃2丁で武装して、車で事件現場から1kmくらい先にある橋のたもとに車を停めて、
3人で微妙な距離を取りながらも何気なく歩いている素振りで僕らを待ち構えていた。

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Aug,24,2009

事件の翌日、二人はストレス発散のために南アフリカ資本の大型スーパーに行って、買い物をしまくった。ダルエスサラーム以来の大型スーパーに二人とも興奮した。
スーパーにいる間は怖かった事件のことを少し忘れることができた。
チーズにヨーグルト、スナック菓子、ジュースに豚の切り身まで次々と買い物カゴに放り込む。
そして夕食は肉じゃが、豚の生姜焼き、味噌汁にお米。
宿にキッチンがあって素敵な食器をお借りできたこともあって、久しぶりに日本の日常生活みたいな夕食を楽しんでいた。
そんな日常生活のような生活をすることが、今一番私たちを落ち着かせてくれる気がした。
と、そのとき
アーニャが部屋のドアをドンドンと叩いたかと思ったら、勢いよくドアを開けて入ってきた。

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