４月になって、毎日雨が降るようになった。ついに雨季の始まりだ。
それにしても、４月になった瞬間に待ってましたとばかりに雨が降る出すのには驚いた。
自然はどれだけ正確な時計を持っているのだろう。
雨が降るとやっぱり面倒なことが増える。
荷物は湿気るし、洗濯物は乾かないし、テントは臭くなるし、自転車はキコキコいうし、
これは困った。
ウガンダの子供たちは人懐っこくピョンピョンと近寄ってくる。
本当はこの時期、東アフリカの雨季を避けてマダガスカルにいるはずだったのだけど、
今年に入って始まったマダガスカルの政変は、まだまだ落ち着かない様子で、
いつになったら安心して旅行できる状態になるか、全く目処がつかない。
そしてもう一国、この時期に旅行しているはずだったエチオピアも、
気がついたら南部が既に雨季に入っていて道が通れなくなっているらしい。
南部のオモバレーはエチオピア旅行のハイライトだったので、
ここに行けなければわざわざ飛行機を使ってまで旅行する意味がなくなってしまう。
これまた困った。
そして僕らの現在地は、東アフリカのど真ん中ウガンダ。
ここから南部のタンザニアやルワンダに進んでも、東部のケニアに戻っても、
やっぱり４、５月は雨季。
そして北部の南スーダンや西部のコンゴ民主共和国は依然情勢が不安定。
う～ん、これは八方ふさがりだ。
国道沿いも緑モリモリ。ウガンダの道はマイナスイオンに溢れている。
色々と情報を集めて、散々悩んだのだけど、
これ以上考えてもどうしようもないので、のんびり先に進もうかということになりました。
進む速度は遅くなるけど、ダートを避けて舗装路を選べば自転車だって走れるし、
雨季はフルーツも美味しくなるし、緑もますますモリモリするし、
雨季は雨季で楽しい旅路になりそうです。
というわけで進路は南、いざタンザニア方面へ！
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