Apr,03,2009

ウガンダの食はおいしい。
レパートリーはケニアとほとんど一緒なんだけど、
めちゃくちゃシンプルな味付けだったケニアと違って、一皿一皿に味がある。
ウガンダはアジア移民(特にインド系)が多い国なので、その影響なのかもしれない。

ところで、ウガンダの主食といえばマトケ。
日本のお米みたいに、ウガンダでは基本中の基本となる食べ物。。
上の写真がそのマトケです。芋みたいだけど芋ではありません。
これ、何だか分かりますか?
日本でもお馴染みのあれです。種の感じを良く見てみると分かるかも・・・

正解は、なんとバナナ。
こちらではバナナを蒸し煮にしたものを主食として食べます。
そのままごろんと出てきたり、マッシュされて出てきたりします。
味はジャガイモにそっくり。
良く気をつけて食べるとほのかに酸味があるのがバナナっぽいのですが、
目をつぶって食べさせられたら、ほとんどの人が「ん~ジャガイモ?」と答えると思います。


マトケの調理風景。バナナの葉で包んで蒸し煮にする。

ウガンダには、どこに行ってもバナナの木があって、どこに行ってもバナナを売っています。
青いバナナはマトケに、黄色いバナナはそのまま猿のように食べる。
しかも一房500~1000シリング(25円~50円)くらいという安さ。


青いバナナのオンパレード。ウガンダでは本当に良く見かける風景

ウガンダの主食はマトケだけではありません。
ケニアでもおなじみのウガリ(ウガンダではポショと呼ぶ)。
トウモロコシの粉を練って蒸した物で、温かい作りたてはトウモロコシの香りがして美味しいのだけど、冷めてくると味も香りもほとんどしなくて、もったりして口の中で持て余す感じ。
現地の人は手でこねて団子を作り、それをスープに浸したりして食べています。

他にも、アタパというキビとカッサバ(芋の一種)を一緒に蒸した物があって、
これはもっちりとしていてキビ団子みたいに美味しい。
さらに各種芋類。
特にスイートポテトは栗みたいにホコホコしていてとっても美味しいです。
そしてもちろんお米。
ウガンダ米は日本米みたいにもっちり系のお米なので、日本人には嬉しい。
芋か何かと一緒に炊いているのか、栗ご飯みたいな風味がします。


定食屋の主食てんこもり。自分でこれとこれを多めに、なんて選ぶことも出来る。黄色いのがマトケ、黒いのがアタパ。中央がお米。その他は各種イモ類。

これらの主食に、豆や、日本でも白身魚としてお馴染みのナイルパーチや、牛や、チキン(ちょっと高価)などの煮込みをメインディッシュに選んで食べます。
メインの種類にもよるけど、安いところでは大体1食1500シリング(約75円)くらい。
美味い!安い!凄いぞウガンダ。


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