Apr,29,2011

約4か月間にわたったパタゴニア地方の旅。
ここで、この4か月間を改めて振り返る恒例のランキング発表です。
まずは、パタゴニア、「大感動」編。

毎日が感動の連続だったパタゴニア。
どこが一番素敵だった?と聞かれても「全部」と答えるしかないのですが、
そんな素晴らしい日々の中でも、特に私たちの琴線に触れた瞬間をピックアップしました。

【第1位】 フィッツロイの赤(アルゼンチン:エルチャルテン)

パタゴニアの象徴、フィッツロイの朝焼け。
あの瞬間に出会えたという事実が、いつか自分たちの在り方を決めてしまうかもしれない、そんな風にすら思える特別な一瞬。

『その朝の出来事を言葉で表現するのは、もはや不可能だ。
今でもその朝の光景を思い出すだけで、心が震え、涙が出てくる。』
—2011.Feb.18 「永遠に忘れられない朝」 より—

【第2位】 コチャモバレーの緑(チリ:プエルトモン近郊)

桃源郷コチャモバレーの原生林トレイル。
キャンプ場&山小屋の素晴らしさも手伝って、パタゴニアの中でも“もう一度訪れたい度No.1”のエリアです。

『トレイルに入って10分も経たないうちに、あまりの美しさに卒倒しそうだった。
バリローチェの山々とはまた違う美しさで、湿度の高い、濃くて深い原始林。
鬱蒼とした濃い森に光が差し込んで、朝露がキラキラと光っている。』
—2011.Jan.10 「桃源郷cochamo valley」 より—

【第3位】 キングペンギンのコロニー(チリ:フエゴ島)

フエゴ島にある秘密のパラダイス、野生のキングペンギンのコロニー。
本来のすみかではないフエゴ島で必死に生きるペンギンたち、頑張れ!

『美しくツルっとしたキングペンギンも、行動はやっぱりアホっぽくてかわいらしい。
トテトテっと歩いてはボーっとたたずみ、近くにいる仲間をつっついてみたり、羽でぺこぺこ叩いてみたり、ボテっと腹這いになってみたり。』
—2011.Mar.23 「ペンギンパラダイス」 より—

【第4位】 峠の上から見たグレイ氷河(チリ:パイネ国立公園)

パイネサーキットのハイライト、峠の上から見るグレイ氷河。
峠の頂上にたどり着くまでは全く姿を見せないという演出も心憎い!

『濃い霧に包まれたグレイ氷河は神秘的だった。
ダイナミックなペリト・モレノ氷河のようなゴージャスさはないのだけど、繊細なそして柔らかい芸術品のような気品があった。』
—2011.Mar.17 「繊細で柔らかい芸術品」 より—

【第5位】 ペリト・モレノ氷河の蒼(アルゼンチン:ロスグラシアレス国立公園)

この世のものとは思えない蒼、蒼、そして蒼。
時間に余裕がある方には、より長い時間氷上を歩けるビックアイストレッキングをお勧めします。

『こんな蒼、見たことない。
遠目でみる氷河の蒼もこれでもかというほど美しいのだけど、氷の上に立って覗きこむクレバスの中の、混じりけのない澄んだ蒼にすーっと魂を持っていかれる気がした。』
—2011.Mar.05 「蒼の衝撃」 より—

【第6位】 ナウエルウアピ国立公園のトレッキング(アルゼンチン:バリロチェ)

バリロチェ近郊の有名なトレッキングルート。
特にRefugio Freyへの道は、日帰りも可能な簡単なルートなのに驚くほど素晴らしい景色に出会えるので、装備や時間がない方にもお勧めです。

『山の中はまだまだ新緑で溢れていて、雪解け水の小川が美味しい水を提供してくれる。
そして森林限界線を越えて目に飛び込んできた、険しく美しく連なる岩山にはもううっとり。』
—2010.Dec.30 「freak me out」 より—

【番外編】 フエゴ島:トルヒンのパン屋さん

地元で超有名なパン屋さんは、チャリダーを温かく迎え入れてくれる素敵な空間だった。
CASA DE AMISTADの壁は、歴代チャリダーの感謝のメッセージで埋め尽くされていました。

『温かいシャワーに温かいコーヒー、出来たてのパン、そして温かいおばちゃんの笑顔。
心がジワーッと溶けていく。』
—2011.Mar.26 「温かい空間」 より—

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どこもかしこも外せないスポットばかりだったので、ベスト6というとても中途半端なランキングになってしまいました。
とはいえ、自然の景色は季節や天候、混み具合、精神状態、そこまでどうやって辿り着いたかなどで、心への響き方が大きく変わってくるものだと思います。あくまでも私たちの主観的なランキングだと思ってください。

次回はパタゴニアランキング:「自転車で楽しかったルート」編です。


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