特別な朝の瞬間を過ごした僕らは、夢見心地のままキャンプ場に戻った。
もう自分たちが燃え尽きてしまったのではないかと思うほどの感動を味わったのだけど、
ここはパタゴニア。
まだまだ感動は止まらない。
この公園のもう一つのハイライトは、Cerro Torre(セロ・トーレ)という、塔のように聳え立つ山だ。
2日目は、セロ・トーレを間近に望む無料キャンプ場までトレッキング。
この日もフィッツロイには雲ひとつ掛かっておらず、相変わらず神がかった姿を見せてくれたのだけど、
あいにくセロ・トーレの周辺には雲がかかっていて、その姿が見えない。
でもこの日のキャンプ場からは、5分ほど歩くだけでセロ・トーレのビューポイントに行けるので、
翌日の朝日に期待することにして、早々に寝袋に潜り込む。
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