この道のどこかで、僕は何か啓示を受けたかような凄い衝撃を受ける。
その衝撃が忘れられない僕は、数年後、すぐに帰るからと言い残して単身その場所に戻ってくる。
そこには見知らぬ少女が僕を待っていて、僕はその少女にある老人の元へ導かれる。
そしてその老人は、僕の人生を変えてしまうような決定的な“何か”を僕に示してしまう。
リオ・タランキーロ村から一旦カレテラ・オウストラルを外れ、片道52kmのサイドトリップに出かけた僕は、サイドロードに入ってすぐにこんなバカな妄想をし始めた。
いやぁ下手な小説の筋書きじゃないんだから、と自分でもおかしくなったのだけど、
まさかこのヘンテコな妄想が、これから始まる不思議な旅路の序章だったとは、その時は思いもよらなかった。
そう、この1泊2日のサイドトリップ、普通ではありえない摩訶不思議な事の連続だったのだ。
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