Feb,03,2011

リオ・タランキーロ村に到着したものの、連日の雨で二人ともぐったり。
幸い、この村で見つけた宿&キャンプ場(Hospidaje Bella Vista)は、キッチンだけじゃなく屋内焚き火場まで着いている充実の宿。
宿のお母さんもとても雰囲気が良いし、なかなかの居心地だ。
これなら明日もゆっくりしようかなあ、でも晴れたら自転車に乗らないのは勿体ないなあ、とぶつぶつ悩んでいたら、幸いにも(?)翌日は朝から雨。
しかも相変わらず凄まじい爆風で、雨が真横から吹き付けている。
お陰でテントの前面はびっしょり濡れているけど、上側や横側や後面はカラッカラに乾いている。
いやあ、こんな日に自転車を漕いでも全然つまらない。
雨の日は休めってカメハメハ大王も言っていることだし、ここはひとつ宿でノンビリするか。


肉屋でフィレ肉を注文したら、1頭の肉塊からフィレをそぎ落としてくれた。豪快だ。

では昼からのんびりビールでもと思っていたのだけど、意外と忙しくてビールを飲む暇もない。
雨で濡れた装備をメンテナンスしたり、バッグに開いた穴を修繕したり、明日からの食糧や今晩のBBQ食材を買い出しに行ったりと、まあ別に大したことをしているわけでもないけれど、何かと慌ただしい。


広い屋内スペースに焚き火場まであって、雨の日だって完璧。

この村は3,4ブロック四方くらいしかない小さな村なので、お店なんて数件しかない。
だから買い出しといっても、お店を数件巡って、そこに置いてあるものを集めてくるだけ。
何せチョイスがないのだから、迷う必要だってない。
巨大スーパーで買い出しするのも好きだけど、こういうチョイスがない買い物も楽でいい。
でも必要なものはすべて手に入っているのだから不思議なものだ。
こういう村で買い物をしていると、巨大スーパーのジャム売場でイチゴ味にするかオレンジ味にするかって悩んでいる時間に果たして何か意味があるのだろうか、という事すら考えてしまう。
この日はチャリダー6名にとバックパッカー2名を加えて、わいわいと屋内BBQパーティー。
こういうのもなかなか素敵な雨の日の過ごし方だ。


毎日が合宿みたいで楽しい。

翌日、空には久しぶりの青空が広がっていた。
早速、昨日のメンバーでこの村のハイライト、Cappila de Marmol(マーブル・チャペル)という奇岩を巡るボートツアーを堪能してくる。
いやあ、凄いぞパタゴニア。
まだフィッツロイ山やパイネ国立公園といったメジャー観光地に到達していないのに、
こんな小さな村にすらこんな美しいスポットがあるなんて、どこまで奥が深いんだ。


サメ肌ならぬ恐竜肌のような岩の表面


美しい湖面に美しい岩肌。奇岩ツアーは晴れた日を選んで行こう。


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