Oct,07,2011

ヨーロッパ編前半を終えたところで、恒例の独断と偏見によるヨーロッパベスト3を発表します。
第1回目は“お気に入りの街”編です。

今回私たちが訪れた主要都市は、コペンハーゲン(デンマーク)、ベルリン、ミュンヘン(ドイツ)、アムステルダム(オランダ)、ブリュッセル、ブリュージュ(ベルギー)、パリ(フランス)、インスブルック、ウィーン(オーストリア)、コルティーナ・ダンペッツォ(イタリア)、ブダペスト(ハンガリー)、ドゥブロブニク(クロアチア)の計12都市です。
中世の街並みがあまり好みではなかった上に、住んでみたいかという視点で街を見ることが多かったため、若干偏りのあるランキングとなりました。

【第1位】 パリ(フランス)
“花の都”パリは、中世を閉じ込めただけの博物館的な街ではなく、芸術と歴史と生活臭が程よくミックスされたライブリーな街だった。美術館巡りからパン屋巡りまで、この街ならではの魅力がぎっしり詰まっていて、しばらく住んでみたいと思った街でした。

『パリはどこを歩いても雰囲気があって、ロマンチックな気分にうってつけの街だ。
この素敵な誕生日を迎えたからだけではなくて、パリは好印象で奥深そうで、久々にしばらく住んでみたいと感じた。』
—2011.Aug.3 「パリで迎えた誕生日」 より—

【第2位】 ブダペスト(ハンガリー)
建物一つ一つはゴテゴテとしているのに全然嫌な感じがせず、街全体がすっきりまとまった美しい街。歩けば歩くほど虜になっていく、そんな不思議な魅力を持つ街でした。

『どれもがこの街の美しさを説明しているような、全く見当違いのような感じなのだけど、まあ無理に言葉で説明する必要もない。とにかくこの街は美しく、そして心地がいい。』
—2011.Sep.26 「遥か先を歩む人」 より—

【第3位】 コペンハーゲン(デンマーク)
運河に囲まれた美しい街並みもさることながら、住んでみたいと思わせる落ち着いた雰囲気のある居心地の良い街でした。

『世界で一番幸せだと言われているデンマーク人。確かにこの国ではよく笑顔を見る気がする。』
—2011.Jul.7 「暮すように滞在する」 より—

【次点】 ベルリン(ドイツ)
街そのものの美しさでは他の街に劣るものの、色々と考えさせられる刺激的な面白い街でした。

『そんな右脳にはあまり響かない街並みも、左脳にとっては刺激的だ。
ベルリンを回っていると、この街にぎっしりと詰まった現代史が街のあちこちに見え隠れする。』
—2011.Jul.19 「左脳に響く街」 より—

*******お・ま・け*******
【ようこ的大好きな美術館!】

☆ポンピドゥー・センター(Centre Pompidou:フランス・パリ)

現代アートって理解不可能なものが多くてちょっと困ることが多いと思っていたのだけど、ここの現代アートはさすが質の高いものばかり揃っていて、子供に戻ったような気分で、頭で無理やり理解しようとしなくていい体で感じることができる素晴らしい作品ばかりだった。最高の現代アートを理屈ぬきに楽しむことができる美術館。

☆オルセー美術館(Musee d’Orsay:フランス・パリ)

名作ぞろいのこのクラシックな美術館はやっぱりはずせません。
私は15年前にここでミレーの晩鐘を見て生れて初めて絵画を見て涙が出たのだけれども、数多くの名作があるので、誰でも1枚は心打たれる作品に出会うチャンスのある場所。
ルーブルは大きすぎて疲れてしまうけれども、オルセーは休憩をしながらならぎりぎり楽しめる大きさなのもいい。

☆ゴッホ美術館(Van Gogh Museum:オランダ・アムステルダム)

ゴッホ好きでなければゴッホの作品ばかりなので飽きるかもしれないけれども、
ゴッホ好きにははずせない美術館。私は特に「Almond Blossom, 1890 」「、The Garden of Saint Paul’s Hospital, 1889」 が好きだった。もう少し間隔を空けて絵を飾って欲しかったのと、美術館そのものには雰囲気がないのが残念。

☆ベルヴェデーレ上宮 (Belvedere – Oberes Belvedere:オーストリア・ウィーン)

クリムトの「接吻」、「ユディト」が特に素晴らしかった。
クリムトの素晴らしさは絵画本やポストカード、映像ではなく、生を見ないと分からない。
色、存在感が半端なくて感動した。

☆オーストリア応用美術館(MAK:オーストリア・ウィーン)

MAK自体も様々な建築、イス、ガラス製品、レース製品などの手工芸品などの展示が興味深いけれどもこちらもやはりクリムトの「ストックレー・フリーズ-生命の樹」(Stoclefries – Der Lebensbaim)のために行ったようなもの。
この作品の展示空間が狭かったのが残念だったけれども、吸い込まれるように優しくて美しい作品だった。

☆ルイジアナ近代美術館(Louisiana Museum of Modern Art:デンマーク・コペンハーゲン郊外)

海沿いの開放的なロケーションで、緑ゆたかな広い公園に囲まれたルイジアナ美術館はぜひランチボックスやワイン、ビールなどを持って一日をこの美術館で費やすのがお薦め。
素晴らしい作品の数々もさることながら、デンマークのセンスのよさが建物、敷地、作品の展示方法などに存分に発揮されている。美術館で絵画を鑑賞しなくちゃと気張らずにのんびりとした気持ちでゆったりと芸術が楽しめる場所。

☆ハンブルグ駅現代美術館(Hamburger Bahnhof Museum fur Gegenwart:ドイツ・ベルリン)

明るく開放的でモダンなつくりが気持ちいい。とくにアンディー・ウォホールの作品がこの空間にぴったりとあっていて大好きだった。

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ヨーロッパの街は訪れたことがある方も多く、皆さんそれぞれに思い入れがあるかと思います。
あくまでも私たちの個人的な感想として、笑ってお付き合いください。
次回はヨーロッパランキング:素晴らしき大自然編です。


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