Aug,03,2011

友人に言わせると私たちが先進国にいるのはどうやら可笑しいらしい。
確かに自分たちでもそう思う。
なんかいつもと違う旅に少し戸惑ったりする。
なんたってヨーロッパのために革靴と街用の小さいバッグを持ってきたくらいだ。
日本で結婚式に出席するように買ったリップグロスも捨てるのももったいないので一応持ってきてみたけど、なれない化粧は唇がヒリヒリするので止めておくことにした。


農業大国のフランスは野菜も豊富

お金の飛び方も半端ない。
友人たちのおかげで宿代はかかっていないのに驚くほどお金が飛んでいく。ついつい雰囲気のよさそうなカフェに入ってコーヒーやビールを飲んでしまうし、美味しそうなものがあれば買ってしまうし、美術館は高いし。
恐るべしヨーロッパ。

今年はパリで誕生日を迎えた。
去年は酷暑のウズベキスタンの安宿で、おととしはタンザニアとマラウィの国境の小さな町でだった。この旅そのものがご褒美なんだから、誕生日だからって特別何かをプレゼントしあったりということはしてこなかった。ちょっぴりいいものを食べに行ったり(とはいえ特別食べに行きたいような素敵な場所がないことのほうが多い)、普段買わないようなちょっとした贅沢品(主に食べ物のはなし)を買ってみたりはするけれども、残念なことにうっとりするような誕生日や記念日を送ることはなかった。


パリジャンもカゴを持って買い物にやってくる

パリで迎えた今年はキッチン付きの素敵なアパートメントホテルに泊まり、レストランでランチをし、美味しいケーキを食べ、ポンピゥ現代美術館で芸術を楽しみ、夜はいいワインを買い、いい食材をお金に糸目をつけず購入し、ゆっくりと部屋で頂いた。
それになんと花のプレゼントまで。こんな誕生日だったら毎月あってもいい。
でもたまーにだからこそ嬉しさが大きいのね、きっと。

パリはどこを歩いても雰囲気があって、ロマンチックな気分にうってつけの街だ。
この素敵な誕生日を迎えたからだけではなくて、
パリは好印象で奥深そうで、久々にしばらく住んでみたいと感じた。
美味しそうな食材が多いのも素敵だし、美術館や映画館なども多くて素晴らしい芸術に触れる機会も多い。見るだけでも目のこやしになるウィンドウショッピングも楽しそうだし、街行く人々を眺めているだけでもいい。
私は意外と街が好きなのかもしれない。
それとも自然の中で過ごしすぎて少しそういうものが恋しいのかも。

もっともっと美術館やギャラリーを回ったり、ぷらぷらと街を歩いていたかったけど、
ひろのリミットが迫ってきている。
そろそろ自然の中へ戻らなくてはいけなそうだ。


美味しそうなものだらけで困る


数多くのパフォーマーの中でも群を抜いて目立ってた可愛らしジジババ。音楽のパフォーマンスレベルは最低だったのだけど、和ませるのパフォーマーではあった。


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