Jul,07,2011

コペンハーゲンに住む友人がいたおかげで、少しの滞在なのにちょっぴり住んでいる気分になれたコペンハーゲン滞在だった。
トーネ&ラルズはチリのパイネトレッキングで一緒だったデンマーク人カップル。
デンマークへ来るならぜひ遊びにおいでよとのリップサービスを真に受けてやってきちゃったわけだけど、コペンハーゲンはなかなか素敵な街だ。
出会ったのはほんの4か月前のことで、実はそのときはデンマークに来るなんて思ってもいなかったのだから、おもしろいもんだなと思う。

コペンハーゲンは自転車だらけ。
整備された自転車道も街中に張り巡らされているし、アップダウンはないし、首都とはいえ自転車で回れる距離にハンディーになんでもあるから自転車に乗らない理由はない。
みんな走行マナーもいいし素敵ね、って友人に言ったら
「ラッシュアワーはみんななかなか意地悪よ」って笑われた。
早起きできずで実態を確かめには行けなかったけど、とっても印象のいいデンマーク人の悪いところを見ずに済んでよかったよかった。


コペンハーゲンにはこんな子供を乗せるかわいい自転車がよく走っていた。乗ってみたいなぁ、子供として。

朝起きて、焼きたてのパンを買いに行く。
ほかほかのパンと作りたてのオムレツを持ってアパートのルーフトップテラスでのんびりと朝食をいただく。ルーフトップは同じアパートの住人達とのシェア空間で好きな時に使える。
そして洗濯。洗濯機もまたアパートの地下に洗濯機とドライヤーが置いてあって、シェアして使用する。時間割のようなものが部屋に貼ってあって、使用したい時間に名前を記入しておいて予約もできるし、空いていればすぐに使用することもできる。
20軒ほどで洗濯機が2台。時間がかぶって困ることはほとんどないという。室内の洗濯物干場も共同である。アトリエのような絵を描いたり自転車を修理するような空間も。


美味しいパン。デンマークといえばペストリー。でもペストリー以外のパンも旨い!

一仕事を終えて街をぷらぷら。
自転車で通り過ぎる町々でもそうだったけど、デンマークは家々の窓からのぞくインテリアが素敵で、それらを見ながら歩いているだけでも楽しい。
夕方5時、友人たちが仕事から帰ってきて、今日はmid-summer dayだから友人たちとパーティーをするからと4人自転車で公園に向かう。


雰囲気のある運河に囲まれた美しい街、コペンハーゲン。

公園は夏を祝う人たちで溢れていて、いろんなところでピクニックパーティーが繰り広げられていた。
平日5時にはきっちりと仕事を終えて、それからの時間を楽しむことができる人々の多いこと。
芝生の上に転がりながらビールを飲み、作ってきたお弁当をつまみ、おしゃべりをしながら長い夏の日をのんびり楽しむ。
空がピンクに染まってきたころデンマークの民謡をみんなが歌い、大きな組木に火がついた。
mid-summer dayはデンマークのいたるところにこうやって人々が集まって、大きな火をつけて燃やすらしい。


気づいたら公園を埋め尽くすような人々がいた。この街のいたる公園で繰り広げられているmid-summer day。家にいる人はいるんだろうか。

明日も仕事があるから明るいうちに帰ろうと解散も早め。といっても22時過ぎだけど。
ほろ酔い気味で、日が暮れたばかりのまだ青い空の下4人ふらふらと自転車を走らす。
柔らかい明かりがちらほらと見える程度で、結構な都市なのに眩しいほどの光はない。
いい街だな、コペンハーゲン。


トーネ、ラルズ、あなたたちのおかげで楽しい滞在になったよ。

世界で一番幸せだと言われているデンマーク人。
確かにこの国ではよく笑顔を見る気がする。
シンプルでゆったりとした幸せな暮らしを感じられた3日間。
我がもの顔で暮させてくれた友人たちに感謝。


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