
最初は怒りを感じ、そして悲しくなり、最後には気分が悪くなってきた。
パドゥン近郊のサニという村のゴンパ(お寺)へ毎年恒例の祭りを見に行った。
祭りといっても祈りの儀式である。
祭りの冒頭、お寺の中で厳かに祈りをささげる僧侶たち。
そして間もなく現れた、それを冒涜する観光客の群れ。
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最初は怒りを感じ、そして悲しくなり、最後には気分が悪くなってきた。
パドゥン近郊のサニという村のゴンパ(お寺)へ毎年恒例の祭りを見に行った。
祭りといっても祈りの儀式である。
祭りの冒頭、お寺の中で厳かに祈りをささげる僧侶たち。
そして間もなく現れた、それを冒涜する観光客の群れ。
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チベット系住民が多いラダックでは、中国から圧力を受けているチベット本土よりもチベットっぽいと聞いていた。
10年前にチベットへ行ったきりで、チベットの現状がどうなのか分からないのだけれども、
ラダックがチベットよりもチベットぽいという感じは私にはしない。
少なくとも10年前のチベットにはもっとセンセーショナルなチベットさが残っていた。
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体にまるで電気が走っているかのようにブルンブルンと震え、もう少ししたら心臓が止まってしまうのではないかという感覚がした。
持っている服を全部着て、寝袋も二重にかぶっても寒くて仕方がない。
どうしよう、呼吸もまともにできない。
必死に吸って吐いてを意識的にする。
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レーからカルギルまでの国道沿いは、トラックも多いし景色もぼちぼちといった感じだったけど、
カルギルを過ぎてスルバレーに入っていくと、車通りも少なくなり、村々の間隔がどんどん広くなって、雄大な風景が開けてきた。
すでに標高は4000mに迫ろうとしているのに、驚くほど水が豊富で、村々の周囲には緑が広がり、広大な湿原まである。
そして大地のうねりを感じる立体的な山の断層。大陸同士が衝突してこの山々ができたんだなあと一目でわかる。プレートテクトニクスをここまでビジュアル的に見せてくれる風景もすごい。
高地特有の乾いた空気、見え隠れする雪山、迫ってくるような立体的な山々、そして眩しい緑。
この地域も地球の他のどの場所とも違う素晴らしい風景が広がっている。
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「どうしました?うちの中でも泊まれますよ。お茶も飲みに来て下さいね。」
と学生風の女の子が英語で話しかけてきた。
「大丈夫で、私たちテントを持っているのでそこにテントを張りますから。」
ラダックを走り出して2日目、辿り着いた村に宿がみつからなかったので、通りがかった村人に空き地を指差して「あそこにテントを張ってもいいですかね?」って聞いて了解を得たばかり。
自信を持って「テントを張るんで大丈夫です。」と答えて、女の子の申し出を断った。
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