Aug,26,2009

僕の経験と警察やようこから聞いた話を合わせたら、何が起きたのかだいぶ分かってきた。
驚くほどの偶然と、沢山の人の親切が、僕らを危機一髪で救ってくれた。
いったい何が起きたのか、まとめてみたいと思う。

8月7日の午前10時過ぎ、のどかな村々をつなぐ道路を二人は楽しく走っていた。
犯人の3人組は、きっとそれまでに僕らの事を見つけ、僕らにターゲットに定めていたのだろう、
拳銃2丁で武装して、車で事件現場から1kmくらい先にある橋のたもとに車を停めて、
3人で微妙な距離を取りながらも何気なく歩いている素振りで僕らを待ち構えていた。

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hiro | Mozambique
Aug,24,2009

事件の翌日、二人はストレス発散のために南アフリカ資本の大型スーパーに行って、買い物をしまくった。ダルエスサラーム以来の大型スーパーに二人とも興奮した。
スーパーにいる間は怖かった事件のことを少し忘れることができた。
チーズにヨーグルト、スナック菓子、ジュースに豚の切り身まで次々と買い物カゴに放り込む。
そして夕食は肉じゃが、豚の生姜焼き、味噌汁にお米。
宿にキッチンがあって素敵な食器をお借りできたこともあって、久しぶりに日本の日常生活みたいな夕食を楽しんでいた。
そんな日常生活のような生活をすることが、今一番私たちを落ち着かせてくれる気がした。
と、そのとき
アーニャが部屋のドアをドンドンと叩いたかと思ったら、勢いよくドアを開けて入ってきた。

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yoko | Mozambique
Aug,22,2009

意外と冷静にいられる自分が不思議だった。

犯人は3人組の男で、そのうち2人が拳銃を持っていた。
奴らが僕らの自転車を道路脇の茂みに引きずりこんで物色をし始めたときも、拳銃をカチャリとされてお前らも草むらに行けと連行された時も、草むらの中でヘルメットを無理矢理引きちぎられた時も、僕らの目の前で荷物をばら撒かれて漁られていた時も、まるで映画でも見ているような気持ちだった。
そんな風に引っ張ったらバッグが壊れちゃうだろうとか、あの拳銃は果たして本物かなあとか、なんだか手際が悪い強盗たちだなあ、なんてどうでもいいことを考えていた。
実際、強盗たちは物凄く慌てふためいていたので、それが逆に僕らを冷静にさせてくれたのかもしれない。

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hiro | Mozambique
Aug,20,2009

爽やかな朝だった。
前日は、名もないような小さな集落で村人にお願いしてテントを張らせてもらった。
大人も子供たちも穏やかで親切で、でも私たちの張ったテントの周りには邪魔にならないように近寄らないように気を使ってくれて、やっぱりモザンビーク人は期待通り素敵な人たちだなぁと
ほっこりしていた。
モザンビークは、道ですれ違う人々も皆めちゃめちゃフレンドリーで、こちらもずっとニコニコ
口角が上がりっぱなし。
ついつい口を開けっ放しにしてしまうから、虫とかが口に入ってきちゃったりするけど、
気分がいいからいいや~♪なんて気持ちにさせてくれる、毎日楽しいモザンビーク走行だった。
モザンビークをもっともっと走ってみたいと思っていた矢先だった。

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yoko | Mozambique
Aug,18,2009

私たちとは相性が全く合わなかったマラウィとはおさらばして、
モザンビークに入国しました。
マラウィ最後の日は、、Give Me率も低く、民族が変わったのかと思うくらい穏やかな人たちばかりで、
マラウィもそんなに悪くはなかったかなぁ?と一瞬思ったけど、
やっぱり私たちにとってマラウィは辛い思い出しかない。
旅行をしていて、こんなにも”早く次の国に入ってしまいたい!”と思ったことはなかった。

やたら時間がかかると悪評高いモザンビークの国境では、
私たち2人しかいないのに何故か40分もかかるし(何をしたらそんなに時間がかかるのか謎)、
マラウィ側のイミグレからモザンビーク側のイミグレまで一山超えないといけないし、
そもそもこの日はもう130km近く走っていたのでモザンビークに入国したときにはクッタクタ。
国境の小さな村で宿探しをして、見つかった宿はなんと一部屋20ドルもして(今まではだいたい10ドル以下)それが村唯一の宿のようだったので途方にくれていたら、
宿の従業員がオーナーと掛け合ってくれて、テントを無料で張らせてもらえることになった。
これまで金、金、金とせびられる一方だったので、テントを無料で張っていいよと言われたときには
一瞬では意味を理解することができなくて、タダでいいってどういう意味?ってポカーンとしてしまったくらいだった。

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yoko | Mozambique
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