Aug,18,2009

私たちとは相性が全く合わなかったマラウィとはおさらばして、
モザンビークに入国しました。
マラウィ最後の日は、、Give Me率も低く、民族が変わったのかと思うくらい穏やかな人たちばかりで、
マラウィもそんなに悪くはなかったかなぁ?と一瞬思ったけど、
やっぱり私たちにとってマラウィは辛い思い出しかない。
旅行をしていて、こんなにも”早く次の国に入ってしまいたい!”と思ったことはなかった。

やたら時間がかかると悪評高いモザンビークの国境では、
私たち2人しかいないのに何故か40分もかかるし(何をしたらそんなに時間がかかるのか謎)、
マラウィ側のイミグレからモザンビーク側のイミグレまで一山超えないといけないし、
そもそもこの日はもう130km近く走っていたのでモザンビークに入国したときにはクッタクタ。
国境の小さな村で宿探しをして、見つかった宿はなんと一部屋20ドルもして(今まではだいたい10ドル以下)それが村唯一の宿のようだったので途方にくれていたら、
宿の従業員がオーナーと掛け合ってくれて、テントを無料で張らせてもらえることになった。
これまで金、金、金とせびられる一方だったので、テントを無料で張っていいよと言われたときには
一瞬では意味を理解することができなくて、タダでいいってどういう意味?ってポカーンとしてしまったくらいだった。

テントを張ってグッタリしていたら、
宿のオーナーがわざわざ出向いてくれて、
「あなた達は凄く疲れているのだし、外は寒いんだからホテルの部屋に泊まりなさい(無料で)」
とまで言ってくれた。
うん?この台詞どっかで聞いたことあるよね。
そうそうシリアでローカルの人々にテントを張らせてもらいたいと申し出たときによく聞いた台詞。
「寒いんだから家の中で寝なさいよ。」と家に泊まらせてもらい、何度も涙しそうになったことを思い出した。
ありがとうオーナー!。その気持ちだけでどれだけ心が和らいだか。
マラウィ人のGiveMe攻撃に疲れ切って硬くなっていた心が、温泉に足をいれた瞬間のようにじわーっと芯が溶けていくように温まってゆるくなってきた。


久しぶりに子供たちが可愛いと思ってカメラを出した!

そして夕食にオーダーしたチキンが、柔らかくて肉厚でジューシーなチキンだったことも嬉しかった。
東アフリカに入ってからローカルレストランで出てくるチキンというチキンが、出がらしみたいな、肉のついてない、筋ばっていて硬いゴムみたいな味のしないひどいチキン(これって本当にチキンだよね?と思わず問い詰めたくなる代物)しかなかった。
チキンを手でちぎったら、肉汁が飛んで、白くてプリッとした肉が目の前に現れたときの
ひろの感動的な叫びを私は一生忘れないんじゃないかと思う。

嬉しいこと続きでホクホク気分で床についた。
モザンビークには期待してもいいのかな?
期待してもいいんだよね?!


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