Sep,04,2010

重い腰をあげてホーログを出発しなくてはならない日がやってきた。
次の目的地、首都ドゥシャンベまでは約500km。
途中には標高差2000mの峠もあるし、
その道を越えて来たチャリダーは口をそろえて酷い道だったというし、
ドゥシャンベに着いても特にご褒美はないし(美味しいレストランでもあればやる気が出るのに)、
何よりパミールで完全に燃え尽きてしまったのか、とにかく全然やる気にならない。
ここは飛行機かジープに乗せてしまおうかと、一人でひそかに企んでいたのだけど、
やっぱり行けるところまで頑張ろうと無理やりテンションをあげて、とぼとぼ自転車を漕ぎだした。

ドゥシャンベまでの8日間、相変わらず素晴らしいタジク人ホスピタリティーに毎日感激したり、
大地くんとの1年ぶりの再会を楽しんだり、素敵な景色に出会ったりと、楽しいことも沢山あったけど、
結局、最後の最後までテンションを上げきることはできなかった。
その最大の理由は、予想をはるかに超えるひどい悪路のせいだ。

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hiro | Tajikistan
Sep,01,2010

一年前にマラウィで出会った日本人サイクリスト、大地くんとタジキスタンで再会した。

彼はアフリカを北上してヨーロッパを走り、ユーラシアを東進してきている途中だ。
メールで連絡を取り合っていて、
出来るだけ会えるようにとお互いのスケジュールを確認しあってはいたけど、
ここはタジキスタン、
大きな都市でしかメールはできないし、
あとは運にまかせて走っていた。

ある小さな村のチャイハナ(食堂)で食事をして、昼寝をして、
「さぁ、出るかー」と思ったら、
荷物を積んだ自転車がゆっくりと目の前を通り過ぎようとした。
タジキスタンは外国人サイクリストが多い国なので一日2,3人は普通に出会う。
ハローと声をかけようかと思ったら、大地くんだった。

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yoko | Tajikistan
Aug,29,2010

再びパミールハイウェイに戻って、ホーログを目指す。
ずっと舗装路だと思っていたら、標高4300mの峠付近はずっと未舗装路で、ガタガタの道が続く。
未舗装路だと知っていたらそこまで疲れなかったのだけど、想定外の未舗装路に体も心も疲れた。
しかもパミールには常に西風が吹く。
強烈な向かい風と、どんよりとした天気に気持ちがどんどん沈んでいく。

自転車旅は最高だ!といつも言ってるけど、
いつだって楽しいわけではない。
辛い日もある、楽しくない日もある。
だからこそ、楽しい日をより楽しいと感じられる、そう慰めながら走る。
人生と一緒。

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yoko | Tajikistan
Aug,26,2010

ワハン渓谷があまりにも充実していたので、
すっかりパミール高原のことを忘れていたけど、
峠を越えてやってきたパミール高原は、また別世界で素敵だった。

そして何より、
峠を越えてパミールハイウェイに入ったときの舗装路の滑らかさに感動。
石ゴロゴロや砂深い未舗装路は足にも手にも腰にも辛い。
久々の滑らかな舗装路では、標高が4000m近いのにスイスイと漕げてびっくりした。

パミールハイウェイをそのままホーログに向けて帰るだけでは何だかもったいなくて、
ヤシルクルという湖に寄ることにした。
再び畦道のような未舗装路に入り、湖を目指す。
荒涼とした月のような景色の中に私たちだけがポツンといる。
鳴きウサギのようにキュッキュッと鳴く、モグラのような動物が穴から出たり入ったりして、
私たちの行動を監査している以外、生き物の気配を感じない。
真っ青な空と、地味なのにカラフルな山の岩肌が美しい。

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yoko | Tajikistan
Aug,23,2010

自転車で旅をしていて良かったと思うことは多々あったけど、
今回のワハン渓谷、パミール高原の走行は、この約2年の自転車旅の中でも
最も自転車で旅をしていて良かったと感じたエリアかもしれない。

ワハン渓谷からパミール高原に上がっていく峠道の、
石がごろごろしていたり、タイヤが取られてなかなか進めない砂道の悪路を走っているときに、
一台のツーリストのジープが通った。
中から白人の旅行者が笑顔で手を振っていて、
車はあっという間に通り過ぎた。
手を振り返して、再び悪路に集中した。

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yoko | Tajikistan
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