Jan,31,2009

「ここは冬山か?!」というほど寒いバスに10時間揺られて辿り着いたのは
リビア国境にも程近いエジプト西部の砂漠の中のオアシス、スィーワ。
バスが寒かったのは隙間だらけの古いバスだったのと、夜の砂漠を走ってきたせい。
その夜は特に寒かったらしく、寝袋に入っても寒くてブルブルしてしまったくらい。
冬の砂漠へ行く方は、防寒準備を万全に。

エジプトというと白砂漠や黒砂漠が有名。
こちらもとても魅力的ではあったのだけど、
シリア、ヨルダン、シナイ半島と、ずっと砂漠の中を走ってきた私たちは
若干砂漠にはお腹いっぱい気味。わざわざツアーを組んでまで砂漠に出かけるなんて
ちょっと面倒臭かった。

スィーワも砂漠なんだけど、ここには何故か行ってみたかった。
アラブ系エジプト人とも違う、ベドウィンとも違う、独特の文化を持っている
ベルベル系のスィーワンの街というのも魅力的だった。
でも何かコレ!といった理由があって、こんな辺鄙なところへやってきたのではなくて、
本当になんとなく。
砂漠へのツアーも特に行くつもりもなかった。
旅をしているとこの「なんとなく」が多かったりする。
そして、その「なんとなく」訪れたところがいいことが多い気がする。
これが呼ばれているってことなんだな、とよく思う。

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yoko | Egypt
Jan,28,2009

米+マカロニ+スパゲッティ+トマトソース+オニオンフライ+レンズ豆。
炭水化物の塊にして栄養はほとんどなし、そしてお世辞にも美しいとはいえない見た目。
それなのに何故かハマってしまう不思議な食べ物、
それがエジプトのスーパージャンクフード、コシャリ。

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hiro | Egypt
Jan,25,2009

ただ今エジプト南部、ルクソール。
カイロでは休憩&今後の行き先を決めるべく情報収集に徹して、
観光はエジプト南部を回ってからにすることにした。
カイロでは観光地へ行かなかったからか、ウザイと噂のエジプト人に嫌な思いもさせられず、
エジプト人の評価は悪くないままルクソールへ。
ルクソールは観光都市だけに嘘つきの輩がワンサカいる。
目の前に公共の渡し舟があっても、
「公共のボートはもう終わったからうちのボートに乗れ」
としつこいくらい言ってくる。
公共ボートが目の前にあって、地元民がどんどん乗り込んでいるのが見えているもんだから、
ちょっと笑えるくらい。

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yoko | Egypt
Jan,22,2009

エジプト本土では、90年代に頻発したテロの後遺症で、
未だに警察と一緒でないと自由に行動できない地域がある。
特にカイロ以南を自転車で自由に走るなんて、もってのほからしい。
だから元々エジプト本土を南下する予定はなく、エジプトの終着点はカイロと決めていた。
もちろんエジプト観光はまだまだ続くのだけど、自転車旅行はカイロでおしまい。
そしてエジプトの終着点ということは、3ヶ月続いた中東編のゴールでもある。
そう、カイロは僕らにとって一つの区切りをつける街。


古いヨーロッパのような建物とイスラムの建物がミックスしたカイロの街は歴史を感じさせるビッグシティ。

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hiro | Egypt
Jan,19,2009

スエズまでの5日間で消費した金額は2人でたったの500円弱。
子供の遠足のおやつ代より安い。
なんたって使うところがなかったのだ。
自転車旅では食べたいタイミングでレストランがあることは少なく、大抵は自炊。
自炊といっても超インスタント。
軽く、コンパクトで、腹持ちのいいものがいい。
朝はパンにクリームチーズ、チョコレートクリームやジャム、
昼はツナ缶にパン。
夜はインスタントの粉スープでペンネを煮込んだもの。
最高のデザートは粉の甘いジュース。マンゴー味だったり、オレンジ味だったり。
温かくして飲むジュースはもうたまらなく美味い。
毎日同じものばかりなのに、チャリンコ漕いで腹ペコな私たちはこの食事が楽しみで
仕方がない。早くツナ食べたいなぁなんて思いながらこいでいる。
5日同じものが続いてもだ。
食べられることの幸せ。

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yoko | Egypt
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