Jan,25,2009

ただ今エジプト南部、ルクソール。
カイロでは休憩&今後の行き先を決めるべく情報収集に徹して、
観光はエジプト南部を回ってからにすることにした。
カイロでは観光地へ行かなかったからか、ウザイと噂のエジプト人に嫌な思いもさせられず、
エジプト人の評価は悪くないままルクソールへ。
ルクソールは観光都市だけに嘘つきの輩がワンサカいる。
目の前に公共の渡し舟があっても、
「公共のボートはもう終わったからうちのボートに乗れ」
としつこいくらい言ってくる。
公共ボートが目の前にあって、地元民がどんどん乗り込んでいるのが見えているもんだから、
ちょっと笑えるくらい。

そんな感じのアホな嘘つきはいっぱい居るのだけど、思ったほどはうっとおしくはない。
私たちはいつも2人で行動しているからか、
(1人のほうがしつこく付きまとわれやすい。女性ひとりなら尚更)
私たちにもしかしたら冷たくあしらいそうなオーラがあるのか、
何故かあまり客引き自体が寄ってこない。
エジプトの観光地はバクシーシ攻撃(要は金クレ攻撃)がすごいと聞いていたのに、
ナントまだ面と向かってバクシーシをくれとは言われてないのだ。
他の観光客たちが言われているのは沢山目撃しているのに。
なぜかな?
でもお陰で嫌な思いはせずに済んでいてラッキー。

さてルクソール、
ルクソールは古代エジプトの遺跡満載な街。
ギガンティックな遺跡はどうやら私の趣味ではないらしく、
ここの遺跡自体にはあまりときめかないのだけど、
世界遺産だからって、何も感動しなくちゃならないわけではなくて、
好きになるものもあれば、ふーんと思うだけの物もある。


なんでもデッカイ!


ハトシェプスト女王葬祭殿。


ルクソールで一番好きだった場所。ラメセス3世葬祭殿。

世界遺産とかって、何だか世の中で凄いものとして認められているから
私も理解しなくちゃならない、凄いと思わなくちゃならない的な
圧迫感があったのだけど、
絵や写真と一緒。どんな巨匠の作品だとしても、
感じないものは感じない。
「それでいいのだ~」と思って見るようになったら、世界遺産を見るのも楽になった。
そんなわけで、ルクソールの遺跡群は私にとってはあまり響かなかったのだけど、
ずっと砂漠続きだった私にとっては、夕刻のナイル川や、濃い緑が美しくて瑞々しい
サトウキビ畑が眩しかった!!


久々に生き生きとしたグリーンを見た。なんだか目も心も潤った。


川沿いを歩いていると気持ちいいのだけど、帆船やらミニボートに乗せようとする客引きがうるさい。川の上はのどか。


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