Jul,13,2009

中国人ビジネスマンの車、ランドクルーザーにゆったりと座ってディメカにやってきた。
ジンカからディメカの道は、それはそれは酷かった。
道のような道じゃないような道を、ガッタンガッタンと走る。
ランドクルーザーに乗ってるのに、体がバラバラになりそうなくらい車が揺れる。
間違ってもトラックなんかで来なくてよかった。
きっと本当に体がバラバラになっていたかもしれない。

ディメカの村は予想以上に小さかった。
マーケットは小学校のグラウンドより小さかった。
小さいけれど、小さかったけれど、
目の前に広がった世界に圧倒された。

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yoko | Ethiopia
Jul,10,2009

エチオピアは他民族国家で、90近くもの民族が住むという。
その中でも、南部エチオピア、オモ川流域は少数民族の宝庫。
それぞれの民族が独特の文化を持ち、伝統的な暮らしをしている。


こんな感じで突然何もないところでバスが壊れちゃったりもする。

このオモ川流域は、エチオピアの中で一番楽しみにしていたエリア。
北部エチオピアなんてオマケで周ったようなものだったのに、意外や意外、
楽しすぎたものだから、南部を楽しみにしていたことすら忘れそうになっていた。
首都アジスアベバから、辛いバスの移動で丸2日。
オモ川流域の起点になる町、ジンカへ向かった。
なんで、こうエチオピアの移動は辛いんだろう。
ジンカに着いただけで、もう力尽きてしまいそうだった。

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yoko | Ethiopia
Jul,07,2009

エチオピアという国を好きになれるかどうかの第一関門はエチオピアの主食、インジェラが口に合うかどうかだとみんな言う。
インジェラはテフという穀物を水と混ぜて発酵させてつくる、いわばエチオピアのパン。
見かけは巨大なクレープとパンケーキの間のようなもの。鉄分が多くて栄養価は高い。
何故関門になっているかというと、それは強烈な酸味のせい。
においを嗅ぐだけでも嫌だという人もいるらしい。
困ったことに大都市以外ではインジェラ以外の食べ物をみつけるはなかなか難しいらしい。
これは、なんとしてでもクリアしたい関門だ。


これは水曜日と金曜日にだけ食べることができるベイアイネット。全部野菜や豆類で肉は使っていない。軽めで朝食に嬉しい。

初めてのインジェラは冒険はせず、宿の食堂で食べてみることにした。
ボロ雑巾みたいな見かけだと聞いていたけど、
よく言えばガレット(そば粉のクレープ)のようなものにも見えた。
手でちぎってみた。
もっちり、しっとりとしていて、蒸しパンぽい。
どちらかというと好感がもてる。
そして、口に運んでみた。

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yoko | Ethiopia
Jul,04,2009

ティグレには100以上の岩窟教会が点在している。
その中でアブナ・イェマタという教会に私はどうしても行ってみたかった。
15世紀ごろに造られたというこの教会は、切立った300mの岩山の上にあって、
ロッククライミングさながらの岩壁を登らないと訪れることができないという。
圧倒的なロケーションもさることながら、内部の壁画も非常に美しいという。
この教会は誰もが行けるというところではない。
それが余計に行ってみたくなった理由でもあった。

「クライミングの経験は?」
「高所恐怖症ではないね?」
ガイドに何度も確認され、アブナ・イェマタへ向かった。
これから登る先を見上げると、真っ直ぐな壁がすうっと空にのびていて、
極度の乾燥で肌も唇もカラッカラなのに、手からはべとっと汗が出て来た。
「大丈夫、なんとかなるはず。」
緊張よりもこの上に何があるのだろうかという方が強かった。
見たい、ぜひとも写真じゃなくてこの目で見てみたい。

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yoko | Ethiopia
Jul,01,2009

ラリベラを離れ、北部のティグレの岩窟教会群に向かいました。
朝6時にラリベラを出発したバスは、ガタガタでクネクネの激しい山道を延々と走る。
幸い今回は故障もなく、午前11時に幹線道路と合流するウォルディアという街に到着。
ここから次の目的地メケレまでは、5、6時間程度。
普通に考えれば、今日中にメケレに到着できる距離だ。

ところがところが、
エチオピアのバスは、近距離バスを除けば、どの路線も朝6時に一斉に出発するのです。
朝6時(エチオピア時間で午前0時)に、エチオピア全土で一斉にバスが動きだす。
それを頭の中で想像してみるとなんか楽しいけど、
実際に移動する身になってみると、こんなに理不尽なことはない。
だって、午前11時だよ!今出発しても日暮れ前に次の街に到着できるんだよ!
何でバスがないの?何でこんな何もない街に泊まらなければいけないの?
もしやこれはホテル業界の陰謀か?

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