May,09,2012

麻薬とゲリラのイメージのコロンビアは、実際今まで周ったどの国よりも一番ドラッグ中毒になっている人たちを普通に目撃することが多かたっり、今までのどの国よりも一番警察の厳重な検問がいたるところで行われていたりと、これはイメージだけに留まらず未だに続く大きな問題であることは確かだった。


あれー、ひろはどこへ行ったかなと思ったら、あんなところでおじさんとお喋りしてた。(ベンチ右側)


「ね、ね、コーヒー飲んでくでしょ?」だいぶ前から手を振って私たちのことを待っててくれたおっちゃん。

ただ一旅行者として目に見える貧富の格差は他の南米諸国よりも少なく見えたし、メインルートしか知らないのもあるけれども、ほかの南米諸国に比べて田舎道の家々や学校も立派で行政の手が届いているのを感じたし、治安が悪くて物騒な感じも少なくて明るい雰囲気が国中にあった。
何の根拠があるわけではないけれど、ちぐはぐさを感じることが多かった南米の国々の中でもコロンビアはこれからも大きく成長していく国なんだろうなと感じる国だった。


登り坂の途中、元気な声援で顔を上げてみたらかわいい顔たちが。


「おいしいかき氷あるから食べて行こうよ。」街の入口で私たちのことを拾ってくれたサイクリストのおじさんがかき氷をおごってくれるとどんどん自転車仲間が集まってきた。

コロンビア人は噂どおりとってもフレンドリーだった。
最初の5日間人々がアンフレンドリーに感じたのはいったい何だったんだろうねって思う。(4月27日記事:「コロンビア人よ笑っておくれ」に詳細)
ただ正直なところを言うと、南米で一番フレンドリーだと聞いていて期待値が高かっただけに意外とがっかりしてしまったところはある。
フレンドリーな人たちには間違いなかったのだけど、
中東や中央アジアの人々の驚異的なおもてなし度、涙が出そうになるくらいの優しさや温かさ、アフリカの人たちのどんなにムカつくことがあってもなんだか許せてしまう、羨ましいくらいのスーパー元気さ&陽気さなど、こちらの予想を超えてしまうほどの何かがあったわけではないところにがっかりしてしまった。
贅沢になってしまっているんだなと思うけど、思ったことは書いておこうと思って。

それでも沢山の人たちから声をかけてもらって、沢山の素敵な笑顔をもらったことには間違いない。
コロンビア最終日の今朝も、国境への道はどっちかなってキョロキョロした瞬間、「どこへ行きたいんだい?」ってすかさず声がかかった。
嬉しい気持ちでこの国を後にした。
Adios! Colombia


「どこから走ってるの?」「へぇー、ボゴタから?ボゴタって大きかった?」エクアドルの国境まであと100kmもない街パストにて。


「どこへ行きたいんだい?」とすぐに声をかけてくれたお父さんの子供たち。きみたちもきっと親切な大人になるんだろうね。


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