Dec,20,2012


3度目になるネパールだけれども、ポカラへの道で雪山が突然青空の中にドドンと現れたときには「うわぁ」と声を上げずにはいられないほどの迫力に驚いた。
高低差が7000mもある景色はネパールでしか見れない。その迫力には何度でも驚かされてしまう。
人の笑顔も素敵な国だけど、ネパールはやっぱり山。
世界に誇る美しいヒマラヤは文句なしの世界一の山脈だと思う。


見よ、この迫力!でも写真じゃ10分の一も伝わらない。

ネパールに来たのはもちろんトレッキングをするため。
自転車走行はオマケくらいにしか思っていなかったのだけど、素敵な笑顔に囲まれて、山景色を楽しみながらの走行は想像以上に楽しかった。
前回2回の訪問ではご飯が美味しいネパールという印象が強かったけど、それは観光都市と観光客の多いトレッキングルートしか行っていなかったからで、田舎ではレパートリーはほとんどないし、結構アレレと思う食事も多かった。
インドのご飯すら恋しくなったのは、バックパッカー時代とは真逆で面白いなと思う。
笑顔の素敵さは前と同じ印象で世界ハイレベルなのだけど、観光都市でないところでのボッタクリ率もこれまた世界的にハイレベルだということも知れて興味深かった。


ライスフィールドとヒマラヤ、ネパールの典型的な景色


戦闘モード

今回のトレッキングルート選びは難航した。
前回アンナプルナBCとアンナプルナ・サーキットは歩いたので、それ以外でガイドを付けなくても行けるところがよかった。ガイド付きトレッキングは窮屈で好きじゃないのだ。

ネパールのトレッキング事情は実にコロコロと変わる。
インターネットで情報が溢れるこの時代ですら、正確な情報がなかなか手に入れられなくてイライラした。
この夏、一旦は外国人のガイド無し個人トレッキングは全面禁止ということに決まった。その決定は一旦取り消しになったようだけど、どうもそれも取り消しも一時的のようで、いずれは個人トレックはできなくなるに違いない。ぎりぎりセーフだったのだとホッとした。
ネパールのトレッキングは何かと自由じゃない。
制限区域がとにかく多くて、そもそも個人で行けるルートは少ないのだけれども、どこなら個人で行けて、どこからガイドをつけなければならないエリアでというのを調べるのにも時間がかかる。
ましてやマイナーな地域になるとなかなか情報が出てこなかった。
しかもどこを歩くにも高額な入域料が必要で、どんどんお金が飛んでいく。


ごみごみとした街の中のいたるところに宗教的な像が点在する。カトマンズはカオティックだけれども趣があって好きだ。

インディアンヒマラヤにも沢山トレッキングルートがある。
そのほとんどが個人でも気軽に行けるので、その自由さに「トレッキングならネパールよりもインド」という人々も多い。
登山(マウンテニアリング)なら分かるけど、せめてトレッキングくらいは予定などに縛られずに自由に行きたいものと思うので、その気持ちも良く分かる。

色々と調べたり、コアなトレッキング旅をする友人らに助けられて、王道のエベレスト街道とlower solukhumbuとarun valley周辺を混ぜた1ヶ月のトレッキングをプランした。
ネパールに来たからには迫力ある雪山を間近で見たいし、”The 観光トレッキング”から離れた、小さな村々を結ぶ静かで景色の素晴らしい山道も歩いてみたい。
でもガイドを雇わなくていい自由なトレッキングができて、テントや食料を持ち運ばなくてもいいルートという高いデマンドに答えた(かどうかはまだ実際に歩いていないからわからないけど)プランニングは我ながら頑張った思う。ヒロよ、褒めてくれたまえ。
全てが決まり、後は歩いて楽しめばいいだけなのが今は何よりも嬉しい。


カトマンズで激安アウトドアグッズ(ほとんど有名ブランドメーカーのフェイク品)ショッピングでトレッキング準備もばっちり。
スタート地点のPhapluまでの飛行機チケットも無事ゲットして、後は向後1ヶ月分我慢しないといけないビール、ピザ、和食、韓国料理、ケーキなどをたらふくお腹に詰め中。
トレッキングへ行く前から1ヶ月後のビールやご飯が楽しみだなぁなんて思っちゃったりもする。
オンとオフが大切なのよね、と言い訳をして。

 
***2012年スライドショー!***

2012年の表紙を飾った22枚の写真たち、ただいまトップページでスライド形式にて公開中です。
2012年の旅は南米アンデスにはじまり、南米周遊、ヨーロッパアルプス周遊、北インドのラダック地方、ネパールと盛りだくさんでした。
充実の一年を、渾身の写真22枚と一緒に振り返りましょう!

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