Nov,06,2012

チベット仏教に欠かせないマニ車。
マニ車の中にはお経が入っていて、それを回すと(必ず時計回り!)お経を読んだことになるというお得なグッズ。ゴンパには必ずあるし、村の中心などには大きなマニ車がある。
ハンディなマニ車もあって、赤ちゃんをあやすガラガラのような形をしたマニ車は、人とお喋りするや片手が空いているときなどにもせっせと回したりする。

ゴンパに置いてあるマニ車も実にさまざまで、
空き缶に色を塗っただけだったり、皮が張ってあったり、お経が書いてあったりと、ありがたそうなものから、子供の工作のようなものまで色々。
さらにソーラーパワーで回るもの、水や風で回るもの、と自然の力も借りてお経を読んだことにしちゃう。


風車がついているマニ車。棒がついていて、回るたびにベルに当たっていい音が鳴る。クンズム峠にて。


これはかなり笑えた!鍋がついていた風力マニ車。これでも真剣なところがかわいい。


小川の力も見逃さない水力マニ車。


ソーラーマニ車。車に置いているのをよく見る。このようにチベット世界ではいたるところで一日中マニ車がクルクルしてる。

ちなみにチベット圏の峠や家々の屋根、丘の上など風の吹くところに張られているカラフルな色がかわいい祈り旗、タルチョは風ではためくと仏法が世界中に広まるというもの。
常に風を受けて走る車やバイクにもつけたりする。これで世界中の人々に仏法が届くというお手軽ご利益グッズ。
信仰心の厚い教徒が多いチベット仏教だけに、真剣にこの結構お茶目なご利益グッズを使用している姿がなんとも微笑ましい。


空き缶を塗っただけのマニ車。とはいえちゃんと経典は中に入っている。


子供の工作のようなマニ車。


年季の入ったマニ車。回しやすいように取り付けられた棒がいい感じ。


革張りマニ車。回し方がこっそり書いてあるのは観光客が間違った方向(時計回りに回さなくてはいけない)に回すのを見かねてか?


ナコ村の壁にこっそり埋め込まれてたかわいいマニ車


ついつい立派なマニ車は写真を撮るのを忘れてしまう。これぞ正統派マニ車


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