Sep,15,2012

ラダックを訪れるほとんどの西洋人旅行者がトレッキングをするのに対して、
日本人旅行者でトレッキングをする人は格段に少ない。
ラダックに限らず、トレッキングのメッカ、ネパールやパタゴニアでもそうだった。

別にトレッキングが全てではないし、いろいろな旅のスタイルがあっていいのだと思うのだけれども、
それでもやっぱりラダックまで来て山歩きをしないのはもったいないよなぁと思ってしまう。
登山とは違ってトレッキングは格別能力が必要なわけでもない。
最低限の山に対する知識や体力が必要にはなるけれども、メジャーなトレッキングルートを歩く限りは難しいことは何にもない。


手前の丘の上にあるのがザングラの旧王宮。

ラダックには無数のトレッキングルートがある。
観光用に造られたトレッキングルートというより、元々山の中に村が点在していて、その村々を結ぶ山道があるといったほうがいいのかもしれない。
年々道路が建設されているラダックといえども、まだまだ徒歩でしか辿り着けない村が山ほどある。
5km、10kmも歩くと違った美しい景色が広がるのもラダックの山々の魅力だけれども、
ラダックの面白いところはそんな山の中に見応えのあるゴンパがあったり、素敵な雰囲気の村があったりするところだと思う。


リンシェのお坊さんたちは陽気でお茶目。


だからこそ、普段トレッキングをしないという人にもラダックではぜひトレッキングをしたらいいのにと強く思う。
体力に自信がなければ馬やドンキーを借りて荷物を持ってもらえるし、
車道がある地域なら車チャーターなどをうまく組み入れて歩く距離を短くすることだってできる。
ルートによってはテントや食料を持ち歩かなくても、ホームステイ泊、ティーハウスで食事というのが可能なところもある。
しかも物価の安いインドだけに、馬レンタルも車チャーターもホームステイも格安でアレンジできてしまう。



ザングラの近く、凄いロケーションにある城跡マラカルツェ。冷たい川を渡り崖をクライミングして辿り着く。

そんな猛プッシュ、トレッキングinラダック。
私たちは有名なパドゥム・ラマユル間のルートを、道路がある場所では自転車走行も絡めて、5日間歩いてきました。
ハイシーズンだから混んでいるのかと思いきや、キャンプ場は私たちのほかに一番多くて4組だったし、歩いている最中も一日多くて20人くらいしか会いませんでした。
このルートは毎日1,2個の峠がある比較的ハードなルートだけれども、景色は文句なしで最高です。

パドゥム・ラマユル間には、リンシェ、フォトクサル、ワンラなど素敵な村も沢山。
カルシャゴンパ、ストンデゴンパ、ザングラ旧王宮、マラカルツェ(ザングラから1時間ほど歩いたところにある城跡)、リンシェゴンパ、ワンラゴンパなど素晴らしい観光スポットも多数。
変化に飛んだ刺激たっぷりのルートだと思います。
ぜひ!!


標高5000m近くのお花畑



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