コロンビア人は私の前回の記事を読んだのだろうか。
よぉよぉみんな、旅人の日本人がおれたちコロンビア人をフレンドリーじゃないっていいやがるんだ、実力見せてやろうじゃないか、よぉ。
って誰か号令かけたんじゃないかって思うほど、
コロンビア人が一変した。
コロンビア出身の有名画家ボテロ。知ってはいたけどコロンビアで彼の作品を沢山見るまで特に思い入れもなかったのだけど、すっかりファンに。色合い、フォルム、素敵です。彼の手にかかればギターもこんなに可愛くなる。
笑うのだ。
よく笑い、元気よく手をふり、どこから来たんだい?って声をかけてくれるのだ。
ボゴタのボテロ美術館は無料。無料の気軽さからか子供を連れた家族も多い。子供が小さいころから芸術に気軽に触れらることも素敵だけれども、小さい子供を持った親が気軽にこういうところに訪れらる雰囲気も素晴らしいと思った。
乗っている自転車をわざわざ止めて、こちらがドキマギするほど顔を近付けてニコニコと話かけてくるおじいちゃんや、
車の窓から身を乗り出して投げキッスを飛ばしてくるおじちゃんや、
孫に見せるような優しい笑顔で手を振ってくれるおばあちゃんや、
バイクの後ろでお母さんにしっかりとしがみつきながらも何度も振り返って手を振ってくれるちびっこや、
それにコーラ片手にたむろしているヤンキー風な少年たちまでもが笑顔で声をかけてくれる。
汗がドボドボと絶え間なく垂れてきて、あんまり人様に向けたくないような顔をしているんだけど、
もう嬉しくてこちらも顔をくしゃくしゃにして笑って返す。
「ねぇ、どうなちゃったんだろうね、コロンビア人」
ひろと顔を見合せてこの変化を喜ぶ。
サルサのメッカ、カリにてサルサレッスンを受ける。サルサ楽しいー!!勢いに任せて2日間習いました。もちろん私だけ。
悲しくても口角を上げると気分も上がるとか、
健康法としてお笑い見て笑うのがいいだとかいうけど、
きっと、それも効果があるのだろうけど、
やっぱり誰かに向かって笑って、そしてそれが笑顔で返ってきた時に笑顔の効果は何倍にもなるって思う。
でも、どうしてこんなにも変わったのだろう。
思わず前回の記事を削除しようかと思ったくらいの変化に驚かずにはいられない。
首都ボゴタから南北を縦断する道にぶつかるアルメニアを越えたくらいからちょっとずつ変化し、カリ手前くらいから激変した。
地域性ってあるのかなぁ。
この先も素敵な笑顔に出会える日々でありますように。