Mar,01,2012

ブラジルは広いと知っていたつもりだったけど、
ブラジルはなんて大きな国だと驚いている。
バス移動で20時間以上はザラ。
まだ1週間の滞在だけれども、ブラジルではもう50時間ほどバスに乗っている。
しかも困ったことにバス代が高い。だいたい1時間あたり500円ほど。
何せ乗る度に長時間なので一回一回のチケット代が1人1万円近くしてゲンナリする。
高いくせにクオリティーが悪く、20時間のロングライドのバスにも足置きがついていなかったりするし、ドリンクも食事もスナックもつかない。
インフレでバス料金がめきめきと値上がりしているアルゼンチンだって、ブラジルのバス代ぐらいのお金を出せば、180度フラットになるファーストクラスばりのシートで優雅にワインでも飲みながら移動することができるっていうのになぁ。

さらにブラジルのバスとはなんだか相性が悪いようで、
毎回バスに乗る度に風邪をひく。
要はエアコンが効きすぎて寒いということなんだけど、
ダウンジャケットなどの防寒具で万全に用意してもやっぱり風邪をひく。
ひろはさらに可哀想なもんで、暑い国での体温調節が得意でないらしく、毎晩汗をかいては体を冷やしを繰り返していて、とうとう人生で3回目という38度オーバーの熱まで出してしまった。


客引きしていたおじさんについて行ったら素敵な宿のオーナーでラッキー。2部屋しか貸していないので広い庭はほぼ私たちのもの。

そんなわけで美しい自然に囲まれたレンソイス(バイーア州のほうのレンソイス)に来たものの
2人して宿のベッドでごろごろしている。
緑豊かでハチドリやら美しい鳥やらが遊びにくる宿にいるのがせめての救いだけれども、
ほとんど宿から出てない、というか出れない。
高いバス代払って、高い宿代払って、自然の美しいってところに来て、宿でゴロゴロとはなんとも不毛で気が滅入ってくる。
「いかんいかん、気が落ちると元気になれないわ」と、何とか気力だけはと思い、重い体を起こして近くに散歩へ出てみるのだけれども、帰ってきたら二人ともまた熱が上がってしまったりしていて、結局ベッドになだれ込む。


そのままバスルームの床にでもしちゃいたいくらい可愛らしい配色の川床


良い気からは見放された体で赴いた散歩先で「ここはいい気が流れてる!」って感じた。おもいいきり吸収するのじゃ、いい気を。

さしてお腹も空かないのもテンションが上がらない一因。
お腹が減りまくって減りまくって困っていた自転車の旅が既に恋しい。
やっぱりね、「ご飯う、うまーい」ってがっつくのって健康な証よね。

結局レンソイスでの5日間はレンソイス滞在らしいことはほとんど出来ずじまいで終わってしまった。
チーン。
次はサルバドール、「テンション上げて行こうじゃないか!」と弱々しく宣言するも、
再びサルバドール行きのバスのエアコンに苛められて、どうやら今晩も熱がでそう。


川がきれいで気持ちよさそうと思って入ったら、まんまと夜に高熱がでた。


ボルダリングできそうないい所っぽいでしょ、実は優しく触るだけで砂になってしまうほどもろい岩なのです。


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