Sep,02,2011

大自然の素晴らしい場所っていうのは、なかなかココが一番!というのは決めにくい。
山にしろ、海にしろ、谷にしろ、こうやって3年間走ってきても、「とにかくココが一番というところ」を決められない。お調子モノの私は素敵な場所にやってくると「うん、ここが世界一」ってそのときは思うんだけど、後でおさらいしてみると世界一が沢山あって、その中から一番はやっぱり決められない。
でも、このドロミティアルプスのトレ・チーメ・ディ・ラヴァレードのハイクルートは間違いなく世界一のお散歩道だと思う。

私たちはトレ・チーメ・ディ・ラヴァレードを2,3時間で一回りするハイクルートを選んだ。これはハイクとしてはeasyではあるけれども、普段あまり運動していない人にとってはスーパー楽ちんとまでは言えないと思う。でもトレ・チーメの展望台までの単純往復だけだったら、若者だったらっく楽。80を過ぎたおばあちゃんでもきっとなんとか辿り着ける。


ちょちょと歩けばこんな風景

80を過ぎたおばあちゃんでも絶景を見ることができるところは他にもたくさんあるだろう。
ここの凄いところは、もちろん自動車やバスで降りたところから絶景は絶景だけれども、
絶景にぐるりと囲まれながら、登山路風の小道を少し歩き、さらなる絶景ポイントまで行けるところだ。
少しだけ頑張って(おばあちゃんだったら一生懸命に頑張ってもらって)、ちょっぴりと汗をかいて、山に登ったー!と感じることができる。この満足感はプライスレス。
わざとかたまたまか知らないけれども、その登山路風の小道も道幅はしっかりと取ってあるものの整備されていないのがまたいい。
そうして気持ちよく散歩したら、さらなる絶景が現れる。
なんだろう、今まであまり見たことのないタイプのメルヘンチックな大自然の光景。
私がもし国王とかだったら、ここに王国を造りたい!と思ったのだけど、きっとそう思ったことがあるのは私が最初ではないはず。


ちびっこだってハイク

ここは後でおさらいしてみても堂々の世界一の散歩道。
本気で84歳になる私のおばあちゃんも連れてきてみたい。


岩山の形がひとつひとつユニークで楽しい感じ。ぜひここに楽しい王国を!

もちろ元気なワカモノにはそのまま続けてトレ・チーメをくるっとまわって欲しい。
展望台への道だけでも素晴らしかったので、あまりトレッキングなどが好きではない人にとっては展望台へだけの単純往復でも十分かもねと最初は思ったのだけれども、一周するとまた違った絶景が待っていて、、やっぱりこれも絶対に見逃してはならない。
しかも展望台への道までは混んでいるけれど、その先は驚くほど静かで、気軽に山の奥まで来た感じを味わえる。何よりも最高に気持ちがいい。
騙されたと思って、お茶持って、甘ーいおやつもって、ぜひ歩きに行ってください。


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