Jul,22,2011

“日本人は7日で9都市訪れて、バスで観光地から観光地を巡り、バスを降りてシャッター押してまたバスに乗り込み次の目的地へ向かうんだ。”
ヨーロッパの友達によくバカにされる。

全くその通りで、私たち日本人はどうやら忙しい旅が好きらしい。
国内旅行すらそういった詰込み型の旅が多いのも否めないけど、海外ともなると一層ここもあそこもと欲張ってしまうのは仕方ないことのなのかもしれない。
何せ「海外」というくらい、日本は大きな海を渡ってやっと外国に辿り着く。外国へ行くという感覚がおおげさなものになってしまうのは仕方がないところでもある。

そういった旅の仕方はゆっくりとその国を知ったり、旅という時間をゆっくりと楽しめないから勿体ないと思う一方で、そんな私たちですら実際ヨーロッパに来てみて時間が足りないのにできるだけたくさんの国を見てみたいと思ってしまう。また来ればいいさと思うけど、「またって、いつ?」。
もう一生ヨーロッパを訪れることはないってことはないだろうに、変に焦る。

結局15日で6都市訪れた。
もちろん自転車はベルリンの友人宅に置いて。
アムステルダム、ブリュッセル、ブリュージュ、ゲント、パリ、そしてノルマンディーの小さな町へ。
街をぶらぶら歩いたり、美術館へ行ったり、カフェから道行く人々を眺めたりするのが好きな私は、自転車生活からはかけ離れたこの15日間は忙しかったけれども楽しかった。
ひろと言えば、「街なんて全部一緒じゃないかー」と最後ほうはやけくそだったけど。

アムステルダム以外は友人たちの家々に泊めてもらっていたので、半分は観光、半分は久々の再会を楽しむ旅になったのに、それでも詰込み型の旅はぐったりとする。
自転車での旅のように1週間に一回くらいのペースで観光するほうが体にも頭にも優しい。
15日後に訪れた街々の印象を思い出す作業ですら手間取る。
アムステルダムの日記から書こうと思ったものの、手が進まない。
さて、何から書いたものだか。


夕方のカフェは仕事帰りの人々でいっぱい。日本もサマータイムを導入したらいいのに。


アムステルダム滞在中の4日間は奇跡の晴天続き!!

アムステルダムの街は評判通りの美しさだった。
昔ながらの雰囲気と新しい空気とがいいバランスで混ざった街並みにさすがオランダだなと感じた。
飾り窓地区やコーヒーショップも違和感なく街に溶け込んでいるし、小さな運河が縦横無尽に張り巡らされている街は、空も広くて気持ちがいい。
くるくると歩きまわって、ウィンドウショッピングして、カフェのオープンテラスでゆっくりして。
久々の都会生活にうっとりとしていた私をよそに、ひろは「もしかしてこんな日々があと2週間も続くの?」と早くもグッタリしてる。
そうです、あと2週間続くのです。頑張ってね。


オランダ、デンマークでよく見かける自転車のデコレーション。なかなか可愛いくてよろしい。


アムスのキャンプ場は夏フェスか?ってくらい混んでた。


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