Jun,22,2011

ノルウェーといえばフィヨルド。
最初の有名フィヨルド、Geirangerフィヨルドは天気が悪かった。
次のSogneフィヨルドでは、クルーズも兼ねて船で2時間半ほど移動することになっている。
是非晴れてほしい。せめて雨は降らないでほしい。
だからこの日のために天気予報と睨めっこしながら、休憩日を作ったり、30kmほどで走り終えたりして調整してきた。


天気がねぇ、、、

そうして迎えたクルーズだけど、正直な感想は“まあぼちぼち”だった。
晴天ではなかったこともあるけど、「ううむ、まあこんな感じかあ」という印象だった。
いや、ものすごく美しいフィヨルドなのだけど、ノルウェーでは普段から素晴らしい景色ばかり見ているので、ついついハードルが高くなってしまうのだ。
こういうのを贅沢病っていうのだろうか。


こんなに辛い坂は初めて。体重全部を前にかけてもずり落ちそう。思わずパタゴニアの風を思い出した。

それよりも、船を降りた後の走行の方が楽しかった。
どんどん天気は良くなってくるし、どこを切り取っても絵になる風景ばかり。
ついでに傾斜18度という超弩級の坂道を延々と押して歩くおまけも付いてきた。
さすがに18度にもなるとフルパッキングの自転車に乗ることは無理だ。
自転車を引きずり、汗だくになってよちよち歩ていると、対向車の中から楽しそうに写真を撮られる。


いやマジできついっす。

ちなみにこの国を自転車で走っていてもノルウェー人との絡みはない。
ノルウェー人はシャイなのか、暗いのか、旅人に無関心なのか、とにかく現地人との絡みはゼロ。
たまに車の中から手を振ったり声をかけてくれるのは100%他国からの旅行者だ。
まあそれでも景色が素晴らしいからヨシとしようか。


嬉しくて嬉しくて2人とも笑いっぱなしの走行だった。

そして翌日、快晴のHardangerフィヨルドはもう絶景だった。
フィヨルド沿いのフラットな道を、対岸の美しい景色を完璧に反射する水面を眺めながら走る。。
ちょっと走っては写真を撮り、またちょっと走ってはおやつ休憩をし、無駄に日なたに出て日光浴をしたりと、全く先に進まない。
やっぱり天気がいいって素晴らしい!
快晴のフィヨルドを一度は見ておかないと、ノルウェーのイメージは全然変わってくるかも。


雨からしのげて近くに清流が流れていて無料!今日のわたしたちのお城。

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