Jun,03,2010

アートが楽しい。
メキシコシティの滞在がこんなにもアート三昧になるとは思っていなかった。
芸術とか美術というと、混雑した館内で皆が息を殺して神妙な顔つきで作品を覗きこんでいるっていうイメージがあって、その感じが面倒でついつい足が遠のいていた。
でもメキシコではごく身近にアートがあって、変に構えることなく楽な気持ちで作品を見ることができる。
相変わらず僕には芸術を理解するセンスは全くないのだけど、それでも見ていて楽しいと感じられるので、ようこにくっついて毎日色々と見に出かけている。
今回は、フェリックス・キャンデラという建築家が手掛けた教会に行ってきた。


サン・ビンセンテ・デ・パウル礼拝堂(Capilla San Vincente de Paul)。キャンデラの教会の中で一番好きだった。

メキシコの教会は、聖人像がやたら飾ってあったり、金ぴかでゴテゴテし過ぎていたり、威圧的な感じを受けたりで、あまり好きではないものが多かった。
でもキャンデラの教会は曲線的で、流線的で、優美で、なんというかとても清々しかった。


サン・ビンセンテ・デ・パウル礼拝堂の外観。とてもさわやかで教会とは思えない。

中でもサン・ビンセンテ・デ・パウル礼拝堂(Capilla San Vincente de Paul)は、一般的な教会のイメージとは全然違っていた。
ガラス張りの開放的な空間で、外見は全然礼拝堂っぽくない。
でも中に入るとステンドグラスを通った七色の光が堂内に差し込んいて、とても明るく爽やかなイメージで、でもとても神聖な空気が流れる純粋な祈りの場という感じがして、とても素敵な空間だった。
こういう教会なら通いたくなるかもしれない。


サンタモニカ教会(Templo de Santa Monica)

それにしても、とてもコンクリートでできているとは思えない、華奢で流線的な天井だ。
建築の素人が見ても、こんな柱のない建物がよく建っていられるなと驚くのだから、
きっと建築を勉強した人にとっては興味深くてたまらない建物なんだろう。


ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・ソレダ礼拝堂(Capilla de Nuestra Senora de la Soledad)


メキシコでは、聖マリア(グアダルーペ)が広く信仰されている。


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