Mar,26,2010

毎日続くグアテマラの先住民の村巡り。
今度は、トドスサントス・クチュマタンという村の土曜市に行ってきました。
この村は、女性だけでなく、男性も普段から民族衣装を着ていることで有名な村。
男性のほぼ全員が、赤白系のストライプのズボンと、青系のストライプで襟元にオリジナル刺繍が入ったジャケットという服装で村を歩いているのが圧巻だ。
女性の衣装も繊細な刺繍が施してあって、しかもセンスの良い色合いでとても素敵だ。
ようこはこの村の女性の衣装がグアテマラで一番のお気に入りらしい。
しかもこの村では可愛い土産物やきれいな布が沢山売られていたので、ようこは何時間も一人でお土産物探しに熱中して幸せそうだった。


大人も子供もみんなこんな服装で街を歩く。子供の帽子がキュート。

ようこを土産物屋に放置して、僕一人でこの村を歩く。
この村の人たちはみんなフレンドリーで、目が合うとにっこりとほほ笑んでくれて、とっても心がなごむ。
ふらふら歩いていると、時々英語が話せる子供に出会った。
この村ではアメリカに出稼ぎに行く人が多いらしく、アメリカ帰りの子供たちも珍しくないようだ。
そんなアメリカ帰りの子供たちは、いかにもアメリカの子供っていうルーズな着こなしをしているのだけど、
それでも身につけているのは伝統衣装、というのが何だかとってもほほえましかった。
NBAのキャップとNFLのジャージと民族衣装のズボン。
家に帰って、こんな格好悪いズボン履けるかよ!なんていう言い争いはしないのだろうか?


精一杯格好つけているのに、民族衣装のズボンとカバンは欠かせない。そのギャップがおもしろい。

グアテマラを旅行していて気がつくのは、
洋服を着たグアテマラ人に交じって、カラフルな民族衣装を着たグアテマラ人が沢山街にいることだ。
長距離バスにも普通に乗り込んでくるし、カフェやレストランでも普通に食事をしている。
あまりに沢山いるから全然違和感がなくて、完全に街に溶け込んでいる。
僕の中では、先住民とか民族衣装とかいうと、自分たちの伝統を守るために外の世界と距離を置いて生活している、というイメージがあったのだけど、グアテマラではそんなイメージは通用しない様だ。
馴染むところは馴染み、譲らないところは譲らない。
これってすごいことだと思う。
何十年たっても、もちろん少しずつ変化しつつも、自分たちの素敵な文化を守って暮らしていて欲しいな。


村一番のおしゃれさん発見!ズボンの太さ、襟の出し方、バンダナ、全てがばっちりでめちゃくちゃかっこいい。


襟の刺繍は一人一人違う。奥さんに作ってもらったんだ!と恥ずかしそうに教えてくれた。


生地選びに真剣な女性たち。


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