Mar,20,2010

今までのマヤ遺跡は朝日を遺跡内で見ることが出来なかったけど、
ティカルではそれが可能ということ。
アンコールワット以来の遺跡から見る朝日。
でも、ティカルの遺跡内で以前は強盗などがあったとガイドブックにも書いてあったので、
朝日のような人気が少ない時間帯は危ないのではないかと少し心配だった。

他に朝日を見る人たちがいて、その人たちの後に着いて森の中を歩けたのはラッキーだった。
真っ暗な森を抜けて、朝日を見るピラミッドに着いた。
目の前に広がった景色は、昨日の夕方の時ともまた違った。
静かで限りなく濃い藍色の空。
そろそろ森の動物たちが動き出そうとしてる深いジャングルが、
黒に近い緑のグラデーションで眼下に広がっている。
明け方特有の、冷やっとした気持ちのいい空気の中で、何度も大きく深呼吸をした。
暗い藍色の空の一か所がオレンジ色に染まってきた。
刻々と色が変わっていく目の前に広がる大きな空と、少しずつ明るくなっていく深い森から、
ピラミッドの上にいた10人くらいの旅人たちの誰もが幸せを感じながら、
ゆっくりと、朝の力強い「気」を取り込もうとしていた。


ウォーリを探せ!状態だけど、目を凝らすとカラフルな鳥がいっぱい木の上に停まってる。右上に見えるのはオオハシの一種。

夕日も大好きだけど、朝日の明るいパワーも何にも替えがたい。
空が白んでくると、鳥の声が森中に響きわたり始める。
森の動物たちも、明るいパワーに喜んでいるようだった。

ティカルが一段と好きになった。


朝の柔らかい光が森を照らしてる。


朝の光と夕方の光は柔らかく遺跡を照らしてくれるのでお勧めの時間帯。


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