かれこれ3週間キューバで過ごしての感想は、
「美味しいものが食べたい!」の一言に尽きる。
今日もまたお腹が空いている。
日曜日の今日はますます食べ物のチョイスがない。
思わず目の前にあった砂糖を舐めようかとすら思ってしまったくらいだ。
こんなことが書きたかったわけではなくて、
ハバナについて書こうと思っていたのだけど、
ついつい文句のひとつ言いたくなってしまった。
こんな始まりかたをしてなんだけど、
ハバナの街は好きだ。
世界遺産の街トリニダ―やシエンフエゴにも行ったけど、
確かにどちらも綺麗な街だったけど、
私はもっとごちゃごちゃしたハバナのほうが好きだ。
社会主義のスローガンもポップでかわいいのがこの国の特徴。
ハバナの街はまるで戦後みたいだってイタリア人の旅人は言ってた。
そういう目でハバナの街を見てみると確かにそうかもしれない。
はげはげの色の建物を見上げると3,4階から上は壊れていたり、
窓ガラスがなかったり、壁に穴があいてたりして、
お世辞にも美しくはないかもしれない。
でも私はその適当な感じが味があって好きだ。
隣合った建物の色も形もバラバラなんだけど適当に調和していて、
ぼろぼろなんだけど雰囲気があって、
そして何より人々がそこに生活している生き生き感がこの街にはある。
玄関先で座り込んでお喋りしていたり、ベランダから道に居る人たちに話しかけていたり、
開けっ放しのドアから音楽が漏れていたり、子供たちがキャッチボールをしていたり、
道路に椅子を出して涼んでいたり。故障したクラッシクカーを直していたり。
生活感丸出しの街、ハバナ。
どんな観光名所よりも街中にいるのが面白い。
Viva La Havana!
ハバナにもチャイナタウンが。チャイナタウンのない国ってあるんだろうか。
キューバは何を買うにも行列する。そしてみんな行儀よく順番を守る。これはピザ待ち。