
エチオピアというと文化的に面白いものがいっぱいあるから、
あんまり自然に目がいかないかもしれないけど、実は楽しそうな山がいっぱいある。
その中でもシミエン・マウンテンズはエチオピアに行くなら必ず行ってみたかった山々。
時期もギリギリ雨季直前で(6月から8月は雨季)行けることに!
このシミエン・マウンテンズはエチオピア最高峰のラスダシェン山(4543m)を含む連峰。
ラスダシェンまで行くと1週間ほどかかるというし、その手前のまででも十分に気持ちがいいと噂で聞いていたので、私たちは3泊4日でチェニックというところまで行くことにした。
麓の町デバルクで、これから同じようにトレッキングするドイツ人カップルとフランス人カップルに出会った。なんと彼らは最初の1日はダートロードを歩くだけだからと、車をチャーターして1日目を飛ばして、その分、山で時間を過ごそうという。
私たちは無理を言ってその車に乗せてもらえることに。
なんてラッキー!!
しかも彼らはミュール(ロバと馬の合いの子)を借りて、荷物を持ってもらうというので、
私たちのテントとクッキング用品も一緒に積んでもらえることに。
滑り出し好調。

1日目は標高3300mのサンカバールまで車で行ってそこからスタート。
荷物を担いでる私たちは、荷物をミュールに載せている彼らに少し遅れはとるものの、
なんとか着いていく。「私たちは自転車で旅をしてるんだ」って肉体派をアピールしてしまった手前、あんまり情けない姿も見せれない。
そんなわけで、いつもより少し頑張り目に歩く。
1日目は気持ちがいいハイク。
でも、めちゃくちゃスペクタクルというわけでもなかったので、わざわざ面倒な思いをしてまでここに来る必要があったのかなって、少しがっかりな部分もあった。
それでも、ハイク途中で陽気なイスラエル人たちや自転車旅行が好きだというハンガリー人のカップルたちにも出会い、道中に色々話したりして楽しかった。

山には村々が点在する。ひとなっつこい子供たちがいっぱい。
2日目はこの辺では一番の展望を誇るイメット・ゴーゴーという山頂へ。
いつの間にか11人の大グループになっていた賑やかな私たちが、一斉に静かになるほどの展望がそこには広がっていた。
ゴージャス!の一言。
切立つ崖、西部劇を髣髴とさせる奇岩、急な山肌に田畑をつくる小さな集落、そして遠く遠くまで続く山々のシルエット。
そこから次のキャンプサイト、チェニックまでのルートも本当に素晴らしかった。
崖際をアップダウンを続けながら歩く。
足がヨロッとしてしまったらと遥か彼方へ吸い込まれてしまう緊張感と、コンドルにでもなって飛んでいるかのような気分になれる開放感。
なんで地球はこんなにも美しいんだろう、と
どこの山に登ってもいつも思う。

見下ろすと足がガクガクするくらい深い。

こんな素晴らしい景色でぐるっと囲まれる。その壮大さ、空気感はどうしても写真じゃ表せないのが残念。
本当はあと2日間、来た道を戻って麓の町デバルクに戻る予定でいたのだけど、
なんとデバルクから迎えの車をチャーターしていたイスラエル人&ハンガリー人グループの車に乗せてもらえることになり、3日目にデバルクに戻れることに。
車が通るダートをひたすら歩くだけの2日間をショートカット出来るなんて本当にラッキー。
いよいよ私たちにも運が向いてきたのかな。
おいしいとこ取りのシミエンマウンテンズでした!

雨季が終わる9月、10月ごろには緑でいっぱいになるらしい。その頃にも行ってみたい。


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