Jun,10,2009

首都アディスアベバからバスに乗り、北西のゴンダールという街に到着しました。
心配していたエチオピアのバス旅行も、
最近はセーラムバスというプチ豪華バスの登場でぐんと楽に。
昔は丸々2日かかっていたゴンダールへの移動も、たったの(?)12時間で到着。
しかもワゴンサービスがあったり、リクライニングシートだったり、
窓を開けても問題なかったりと(エチオピア人は悪霊が入ってくるという理由でバスの窓を開けない、という有名な噂があるのです)、予想外に快適でした。

そしてゴンダールの人たちも、予想外にフレンドリー。
もちろん、街の案内をしてあげる(からガイド代を払え)とか、ホテルに連れて行ってやる(といってコミッションを取る)と寄って来る輩はいて、
無視したり断ったりすると、去り際に色んな捨て台詞を吐かれたりもするのだけど、
それほどしつこい訳でもないし、他の国々に比べて際立ってウザイ訳でもないので、
十分に笑ってかわせる許容範囲内。
それよりも、エチオピア人の悪い噂に身構えていた僕にとっては、
子供も大人も笑顔を振りまいて挨拶してくれることに、とても嬉しく感じています。
どこの国でも、うっとおしいのは限られた観光客目当てのごく一部の人たちだけで、
その人たちのイメージだけでその国の印象を決めてしまうのは、
とっても勿体ないことだなあと思います。
エチオピア人は基本的にうっとおしいと勝手に決め付けていた自分に反省。


ゴンダールのダブラ・ブラハン・セラシエ教会。天井に描かれた天使たちが有名。

ここゴンダールにはゴンダール城という世界遺産もあるのだけど、
それよりも僕らのお気に入りは、エチオピア正教の宗教画。
宗教画なのにとってもコミカルで、神聖なはずなのに思わずプッと吹き出したくなる。
そして、腫れぼったい目の感じがエチオピア人にそっくりで、かなり笑えます。
キリスト教系の宗教画が苦手な僕らも、これなら楽しく教会を回れそう。
これこそ、エチオピアが世界に誇れるポップアートでは!?


動物たちの目がキュート。ラリベラの聖マルコリオス教会にて。

そんな文化的な楽しみもそこそこに、
これからシミエン国立公園の山々にトレッキングに行ってきます。
今回は標高4000m以下だけど、高山病には気をつけなくちゃ。


エチオピア版のアダムとイブ。ティグレイのアブラハ・アトゥベハ教会にて。
 


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