Nov,24,2008

シリアはハマという街にいます。
中東一の安宿!との呼び名の高いリヤドホテルは期待ほどではなかったにしろ、
キッチンはあるしとっても快適。
昨日の晩御飯は自炊。野菜たっぷりコトコト煮込んだスープと卵とトマトの炒め物、
ジャガイモと生姜の炒め物と白米と、涙が出そうになるくらいあっさりしておいしかったー。
お腹がすっかり治ったひろもご満悦。

アレッポからハマまでは140KM。へなちょこチャリダーの私たちは普段1日7,80KMしか
走らないので(走れないので)ハマまでは2日間かかると思っていたらナント1日で到着。
道が真っ直ぐでフラットだったのと、ハイウェイを通ってきたので村々もあまりなく、
変化に乏しいつまらない道だったので、頑張ってハマまで走ってしまおう!というのもあって、前代未聞の140KM完走。しかも病み上がり。
やれば出来るじゃん、私たち!


甘いシャイに温かいおもてなしに自転車の疲れも癒される。

シリアにもだいぶ馴染んできて、
噂どおりのシリア人のフレンドリーさにもホッコリ中。
自転車で走っていても、街をぶらぶら歩いていても
家やお店から人々が大きく手を振って「コイコイ!」の呼びかけが。
全部の呼びかけに応じてると1日お茶を飲んで終わってしまいそうなので、
こちらが休憩したいなぁと思うときにお呼ばれさせてもらうことに。
まずお茶を飲みたいなと思い始めたら少しゆっくりめにキョロキョロと周りを見渡しながら
ニコニコ歩く。そうすると間もなく誰かがコイコイと手招きしてくれるので、
ヒョイヒョイとついていく。そうするとシャイ(紅茶)やコーヒーがいただけるのです。

今日は衣料店にお呼ばれ。
ご馳走になったシリアンコーヒー(コーヒーにカルダモンが入っている)があまりに
美味しくて、覚えたてのアラビア語で「おいしい!」を連発していたら、お姉さんがさーっと
店から消えて、どうしたんだろうって思ってたらコーヒー袋を片手に帰ってきた。
「ハイどうぞ、みんなからのプレゼントよ」って渡されたコーヒーは、挽きたてホヤホヤで
温かくて、その気持ちもとーっても温かくてジーンときてしまった。


もちろんお店は営業中。辞書を片手にアラビア語を教えてもらい中。

トルコ人とはまた違うシリア人の温かさに、シリアのイメージ赤マル急上昇中。


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