宿の快適さは設備や値段で決まるものではなく、
その宿全体からにじみ出る雰囲気によるのだと思う。
LycianWayトレッキングの途中にある小さな村Faralya。
有名な観光地フェティエから30km弱南に下ったこの小さな村にある、
バタフライバレーへと続く断崖絶壁の淵にある宿は、あらゆる意味でトルコNo.1の宿。
そのロケーションはもちろん、なんといっても雰囲気がよい。
家族経営のこの宿は、30年以上も続く老舗なのに、外国人ズレしたところが全くなく、
おじいちゃんから英語ペラペラの息子まで、
いつもニコニコしていて、ビジネスライクさが欠片もなくて、みんなほんわかした雰囲気。
おばあちゃんはザクロジュースをこしらえ、おじいちゃんはゆっくりチャイを飲み、
お姉ちゃんはせっせと夕食の支度をし、子供たちは楽しそうに遊んでいる。
敷地はオレンジやオリーブの木に囲まれ、
広い庭からは、滝の音をBGMにバタフライバレーの絶景が広がる。
部屋も共同スペースもトイレも綺麗だし、勿論ビールも完備。
ザクロジュースを濾すおじいちゃんとおばあちゃん。ザクロも自分の庭から調達
夕食の準備をお手伝い
そして自家製ジャムやオリーブ、自前の野菜が並ぶトルコ風朝食は、
どれもこれも本当においしくって、間違いなくトルコで一番の味。
これがNo1朝食。一般的なトルコ朝食だけど、一つ一つの味が全然違う
僕らは歩いていったけど、バスやボート(夏季のみ)で来ることも出来ます。
いかにも観光地という感じの周辺の街とは一味違う、素朴なラスト・リゾート。
是非お勧めです。
自然の湧き水を利用したプールも完備
※George House(in Faralya)※
朝食・夕食込みで1泊25リラ(2008年10月現在)
テントを張らせてもらうこともできます。
朝食・夕食のみなら各8リラづつ。