Oct,21,2008

イスタンブールを出発して7日目。
ゾングルダックという街まで自転車で、そこからは電車も利用して、10月13日に世界遺産の街サフランボルに到着しました。

最初だから海岸沿いの平地で楽しようと黒海沿いのルートを選択したものの、
走り出して見れば細かいアップダウンの連続で、実は結構大変なルートだったみたい。
上り坂なんて時速4kmにも満たない速度でフラフラ。歩いたほうが速いくらい。
それでも、毎日のようにトルコ人の笑顔や親切に助けられ、
泊まるところや食べるものまで世話してもらい、とっても楽しい毎日でした。

ようやく到着したサフランボルは、何だかシーンとしていて寂しげな街。
ここまでずっと慣れないトルコ語と格闘していたので、
久しぶりに沢山の旅行者と日本語や英語で話せるだろうと期待して、
あえて日本語版・英語版の両ガイドブックの最初に掲載されているベタな安宿を選んだのに、全然旅行者がいない。

シーズンオフの平日に到着したこともあり、
街の中も何となくひっそりしていて、これまた寂しげ。
街は風情があってとても可愛らしい感じなのに、ここまで頑張ってようやく辿り着いたのに、何だか寂しい感じ。


家の外には椅子が置いてあり、みんな日向ぼっこ

そんなどんよりとした街の印象も、たった一人から受ける親切で、大きく印象が変わるのが不思議。
サフランボル2日目、寂しく宿に戻ろうとしていた僕らを、一人の老人が大きな身振り手振りで家に招きいれてくれた。
彼の名はイズマイル。彼は僕らにチャイとサラダを振る舞い、トルコ語でしきりに話しかけては明るく笑いかけてくれた。
何を話しているのかはよく分からなかったけど、とにかくその優しさと明るさが伝わってきて、僕らも温かい気持ちになれた。
ずっとこうやって旅行者を向かい入れてきた彼の部屋には、世界中の旅行者から送られてきた手紙や写真で溢れ、それらを大事そうに僕らに見せてくれた。
ありがとうイズマイル。あなたのお陰でこの街も素敵な思い出だよ。


ようこのヘルメットを被るお茶目なイズマイル。写真を撮るときは顔が硬直。

さあ、次はカッパドキアに向けて出発。
ここの標高は400m弱だけど、カッパドキアは標高1200mくらい。
トルコの大地は起伏に飛んでいてチャリダーには辛い。
ここからしばらくは登りだ・・・


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