Jun,27,2010

とうとう待ちに待った自転車到着予定日が来た。

上海で列車に乗る直前に大慌てで貨物の手続きをし、
なんとかギリギリ自転車を貨物に載せることが出来たものの、
私たちを引率してくれた駅員さんも大慌て、貨物の受付も大慌て、私たちも大慌てだったものだから、
私たちと同じ列車に自転車は載せれないということと、自転車は4泊5日かかってウルムチに着くということをかろうじて確認できただけだったので、
本当にちゃんとウルムチに着いてくれるのだろうかと心配で仕方なかった。


新疆名物ラグマン(拌面)。店ごとに味も違うので食べ歩くのが楽しい。日本人の口にとても合う一品。

後で冷静になってみると、私たちの自転車に荷物のタグを付けるところを見届けなかったし、受け取った伝票には自転車2台と書いてあるだけで、何日に着くとか何便で着くとか明記されていないし、
不安な要素ばかり思いつく。
それでもここは中国、意外とちゃんとしているはずと2人で慰め合う。

それにしても上海の駅員さんたちは親切だった。
昔の中国だったら、「ダメ」の一点張りで何も聞いてくれなかっただろうに、
「自転車は列車には載せられませんよ。」と言われ、「じゃあ、どうしたらいいの?」と困る私たちに彼らも一生懸命に考えて対応してくれた。
列車の出発時間が差し迫る中、私たちとともに少し離れたところにある貨物受付まで猛ダッシュしてくれ、
無料でポーターまで用意してくれて、一緒に息を切らしながら大汗かいてくれた駅員さん。
大変な思いをしたけど、彼らの親切さで心は何だか満たされていた。


軟臥寝台(1等車)は想像以上に快適。ベッドは広くて寝心地抜群だし、掃除もこまめにしてくれるしで満足。

彼らの親切さを思い出すと、自転車も無事なんじゃないかと楽天的に思える。
でも、もし自転車が届かなかったら?。
中国の西の果てまでやってきたけど、すごすごと日本に帰らなくちゃならないの?。
8年前にチベット・ラサで中国製の自転車を買って大変な目に遭っている私たちには、
中国で自転車を買って自転車旅を始めるという案だけはない。
何だかブルーな気持ちで駅に向かった。

「*○○△*△○×○」
お姉ちゃんに中国語をまくしたてられて怯んだ。
一応10年前に中国へ留学したことのある私だけど、かろうじて会話が出来る程度しか覚えてないし、
大声でマイク越しに怒鳴られると怖くて何も聞こえない。
っていうか何で私が怒られなきゃならないのよー。

そうだ忘れてた、中国人は中国語がまともに通じないと怒ることを。
上海では万博のお陰で外国人を受け入れる教育がされているのか、「よく分からない」と言うとゆっくり話してくれるし、笑顔で対応してくれたりして、中国人も変わったなぁと感動してたけど、
やっぱり田舎だとまだまだ昔のまんまの人もいる。
がーっと唾を飛ばしながら早口でまくしたててくる。
「もう一回言って」なんて言おうものなら、更に早口で血管切れそうなくらい怒った口調で話してくる。
もっと優しく喋ってくれたら可愛いお姉ちゃんなのにな。

どうやら今日の電車はまだ着いていなくて、着くころには事務所は閉まってるから明日見に来いってことだった。何でこんなシンプルなことを怒鳴られながら言われなきゃならないんだろう。
自転車がまだ届いていなかったというがっかり感もあって、ますます悲しい気持ちになってしまった。

明日にはちゃんと自転車と再会できますように。


さすが中国。東から西に横断中にどんどん景色が変わっていく。


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