Jun,06,2011

自転車がリニューアルされました。
出発から2年半頑張ってくれた僕らの愛車、SurlyのLong Haul Trucker(LHT)。
Surly本社のTrevor、そしてSurly日本代理店のモトクロスインターナショナルの岡本社長のご厚意で、今回の一時帰国に合わせて、LHTのフレームを新しいものに交換していただけることになりました。
そして新しい自転車を組み立ててくれたのは、東京都世田谷区瀬田にあるバイクショップ、BMX RIOの蒔田さん。
自転車を心から愛する皆さんのお陰で、僕らの愛車は見事に生まれ変わりました。

ようこの自転車はクールな黒、僕の自転車は鮮やかな青だ(名前はまだ決まっていない)。
蒔田さんが組み立ててくれたリニューアル自転車。
全てのパーツが新品になったのかと勘違いするほど、とにかく滑らかでびっくりする。
真円を描くホイール、繊細な反応が返ってくるギアシフト。ヘッド、ハブ、ペダル、あらゆる可動部がスムーズに、そして正確に動く。
この2年半、自己流での整備を繰り返してせいか、新車の時の快適な乗り心地がどんなものだったかすっかり忘れていた。
そうだった、はじめてLHTに乗った時はこんな風にスムーズな乗り心地だったんだ。
プロが整備した自転車というのは、こんなにも乗り心地が違うのか。

さらに嬉しいサプライズ。
実は蒔田さんは、初代LHTを組み立ててくれた札幌サムズバイクのサムさんのお師匠。
蒔田さんとサムさんの話で盛り上がっていたら、蒔田さんから“そうそう、サムさんらしい粋なサプライズだよね”って、笑顔で初代LHTのフォークが差し出された。
そこには、サムさんがこっそり書き残してくれたメッセージが。

このメッセージがお守りになって、拳銃強盗にあっても怪我もせず、自転車も盗まれず、今まで楽しく旅が出来ました。
ありがとう、サムさん。

今回の件で連絡をとっていたSurly本社のTrevorは、モトクロスインターナショナルの岡本社長だけでなく、サムさんや蒔田さんのことまでとてもよく知っていた。
アメリカ本社の方が、日本の小売店の店長まと仲がいいなんて、そのつながりの深さに驚く。
さらに岡本社長は、サムさんや蒔田さんとは仕事上の関係を超えた長年の友人だという。

メールでやり取りしたTrevorや岡本社長も、実際にお会いした蒔田さんも、言葉の節々から自転車が大好きだというのがビンビン伝わってくる
この人たちにとって、自転車は単なる商売道具ではない。
ましてや一時的なブームに乗っているのでもない。
みんな自転車が大好きで、大好きなことを仕事にしていて、そして自転車を通じて深くつながっている。
そんな人たちが、そしてそんな関係が、本当にうらやましい。

そしてTrevorも岡本社長も蒔田さんもサムさんも、僕らの旅を心から応援してくれている。
今回の自転車リニューアルを通じて、僕ら2人も、その深い繋がりの中に少しだけ仲間入りさせてもらえた気がして、なんだか嬉しかった。

それにしても我が愛車ながら、僕らの自転車は断トツにカッコいい。
次は自転車の盗難が頻発することで有名なヨーロッパ。
盗まれないように気を付けなくちゃ。

***
今回お世話になったのはこちらです。
Surly

モトクロスインターナショナル(Surly日本代理店)

BMX RIO(東京都世田谷区瀬田のバイクショップ)

サムズバイク(北海道札幌市豊平区月寒西のバイクショップ)


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