22か国目のタジキスタンに入国した。
私たちが入国したアイベックという国境付近は、
タジキスタンでありながらウズベク系の人々が多く住むエリア。
それなのに、タジキスタンに一歩入るとウズベキスタンとはまた違った雰囲気があるのが面白い。
カザフスタンからウズベキスタンに入ったときは、
穏やかでおとなしいカザフスタン人に比べ、ウズベキスタン人はにぎやかで陽気で、
親切なんだけどちょっとずうずうしいな、と感じた。
そしてタジキスタン人はウズベキスタン人がおとなしかったなぁとすら思うほど、
にぎやかで図々しくて人懐っこくてちょっと子供っぽい。
今、中央アジアはメロンとすいかのシーズン。大きなメロンが一つ50円。美味しくて嬉しいフルーツ休憩。
タジキスタンに入ってからはチャイハナ(食堂)にテントを張らせてもらう日々。
すれ違う車からは「ピューピュー!!」と口笛の応援がたくさん来たり、
通り過ぎる人々も大声で声援を送ってくれるのはとっても嬉しい。
ちょっと休憩してると、すぐにニコニコと話しかけてくる人懐っこいひとたちと出会えるのは楽しい。
でも、悪気はなくてただ話してみたいだけなんだろうけど、
交通整理の警官のごとく無理やり止めようとする人たちがいたり、
自転車を置いて休憩をしていると、自転車に勝手に乗ろうとしたり、
荷物を触ってきたり、ずかずかとテントの中まで覗いてきたり、
今までの国ではあんまりなかったような図々しさにたまに疲れるのも本音。
中央アジアの、同じような国に見えても、良くも悪くも雰囲気がかなり変わるのは興味深い。
そしてその雰囲気の違いを感じることができる自転車旅はやっぱり素敵だと思う。
タジキスタンの旅はまだ始まったばかり。
これからいよいよずっと楽しみにしていた世界の屋根、パミール高原、ワハン渓谷を走る。
パミール高原を走って来たサイクリストたちはみんな目を輝かせて素敵なところだったと言う。
世界の屋根を楽しんできます!
タジキスタン1日目はこんな立派なホテルをなんと無料で泊めてもらった。
タジキスタン、トラックの運ちゃんもフレンドリー。「後ろに掴まっていきな!」と声をかけてくれるので、ありがたくぶら下がる。