Aug,03,2009

久々の自転車旅にもっとエキサイトするかと思いきや、なんだかなぁ~な日々です。
ぱっとしない理由は、タンザニアの冬にあたるからか山々や木々が枯れ草だらけで美しくないこと、
景色が単調なこと、村が少ないこと、ひたすら移動している感じが強くすること。
実際私たちにしては超ハイスピードで移動中。
100km以上こいでいる日々が続いて、
のんべんだらりだった私たちが生まれ変わったかのように走りまくってます。
連泊したのは熱を出してしまった時と、誕生日休憩のみ。
普段は3、4日に1回は連泊してしまうという、ノロノロライダーな私たちなのに、びっくり。

誕生日休憩は南西部の街イリンガから西へ50kmのところにある、イギリス人経営の大農場のキャンプサイト。広々としたキャンプサイト、宿、レストランやバーまである、The Old Farm House。
農場で採れた野菜、卵や肉を自分で調理することもできるし、レストランのコース料理でいただくこともできる。日々の食事に比べてちょいと予算オーバーだけど、誕生日休憩ということでレストランでお食事も。
雰囲気もとっても素敵だし、お食事も大満足。
3泊して心ゆくまで楽しんだ。


ボリューミーで柔らかいTボーンステーキに二人とも顔のにやけが止まらなかった。

毎日洗濯して(これが相当幸せ)、寝袋を干して、昼からビール飲んでボーっとして、この先のルートをあーでもないこーでもないと議論して、夜ご飯を楽しんで、焚き火で一日を閉める。
幸せってシンプルです。
タンザニアっていったら暑いところだと思うでしょう。
海に近いダルエスサラームでさえ、この時期の朝晩は少し肌寒くて、
マラウィへ向かう、私たちの進む道は標高がどんどん高くなってきて、
このキャンプ場(標高約1700m)の夜なんて焚き火&ダウンジャケットなしでは寒くて震えちゃうくらい寒い。
キリマンジャロのてっぺんじゃあるまいし、まさかタンザニアでダウンジャケットにニット帽が必須だとは思わなかった。
この時期にタンザニアに来る方はご注意あれ。


昼間に枯れ木を集めてきて焚き火。火っていつまで見ていても飽きない。

最近のダルエスサラームはどんどん治安が悪くなってきているみたいだけど、
田舎はのんびーりしていて、人も穏やか。
相変わらず子供たちは黄色い声をあげてエールを送ってくれるし、
大人たちもノンビリにっこりと応援してくれる。
タンザニア人はケニア人やウガンダ人よりもっとノンビリしている感じがする。
私たちが突然通りすぎても、ケニア人のように奇声をあげてビックリしたりもしないし、
ウガンダ人たちのように賑やかに興奮して、寄ってきたりもしない。
私たちを発見したら、ただ自分たちのいる場所からニコニコ笑ってめいっぱい手を振ってくれる。
他の国に比べて英語をしゃべる人がほとんどいないからか、何かくれって言われることも少ない。
私たちの貴重品をがめた憎き人もこの国の人だけど、彼らの多くは気のいい穏やかな人たちだと再確認できてよかったかな。


道端では色々な人々と出会う。みんな器用になんでも頭にのっけていて凄い!

そしてこのルートで楽しかったのは、ドイツ人2人組チャリダーと南アフリカ人の2人組のチャリダーと出会えたこと。
ドイツ人たちは国立公園内を走行中に出会ってしまったので、ライオンにハラハラしながらの落ち着かない出会いではあったけど、南アフリカ人のマークとジョナサンとはキャンプサイトで出会えて楽しい夜を過ごした。
大きなキャンプ場のお客は私たち4人だけ。チャリダーってだけでぐーんと距離が近くなって4人で大盛り上がり。
旅人にすらなかなか会えない日々なのに、チャリダーに連続で会えたので、低めのテンションだった私たちのテンションも上がってきた。
このままテンションをあげてマラウィに突入します。


陽気な南アフリカ人のマーク、ジョナサンと。チャリダーとの出会いはやっぱり嬉しい。


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